休職して東京を離れた頃の思い出
家は大好きだし、在宅勤務も大好きなんだけど、
多分家にずっとこもってられるのは3日が限界。
この月曜から水曜日、在宅勤務して3日間家にこもったら、息苦しい感じがしてたまらず外に出た。歩いて、家の近くのスタバまで行って、聞いたことないコーヒーを飲んで、漫画を読んで、仕事したらすっきりした。簡単なことだった。
コロナ禍、一人でテレワークして一人でご飯食べて寝てたときの息が詰まった感じ、そしてあてもなく家を出て、近所を歩いていたことを思い出した。
あのときって、まじでなんで自分は東京にいるんだろう?って思った。地元に帰りたかった。そして仕事が忙しい上に、嫌なことが重なり、心を病んだ。思考はまとまらず、食欲もないし、ずっと寝ていたかった。起きたら涙が止まらなかった。喉になぞのつっかえ感がずっとあった。
それで、診断書もらって休職して、地元に帰った。診断されて休めることがわかったとき、すごくほっとした。家族とのんびり過ごして、自分がいかに緊張状態にあったかを思い知らされた。家族ってこんなにあたたかいんだな、と泣けてきた。同時に、家族と離れてひとりで働き、生活して、つらい気持ちで切羽詰まってた自分をねぎらった。
2ヶ月くらいして、復職するときが来た。また喉のつっかえ感、と吐き気。いやだいやだとおもったけど、なんとか出勤した。最初は仕事もなくてひまで、会社の人はやさしくて、意外と大丈夫だった。
それが3年前の夏。そしてその年の12月、今の夫に東京で出会った。もう東京なんか、と夏は思っていたけど、東京に戻ってきて、よかった。
心を病むまで仕事をがんばる必要はないし、なにかがうまくいかなくても自分のせいと考えなくていいことを知った。自責思考? 知らん知らん。自分の心は自分でしか守ってあげることはできない。
もし今、つらくてつらくて参っている人がいれば、不真面目でも無責任でもいい、一回休むことをおすすめします。社会人としてのあなたは替えがきくが、そうでないただの個人としてのあなたは替えがきかないから。
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