「モーリタニア風たこ焼き」を買う妄想
いつものとおりMouMaを眺めていると、「モーリタニア風たこ焼き」が出品されていた。480円とお手頃価格。モーリタニア…?どこだっけ…?
モーリタニアを調べようとすると、既にサジェストでタコが出てくる。場所は、アフリカの西の方の国…結構大きい国だな…。
「モーリタニア タコ」。
次のサジェストが「食べない」。食べないの…?
リンクをたどると、タコはアジア圏でも日本以外では韓国やタイで食べられている程度。
一部の外国では宗教上の理由から鱗のない魚介類は汚らわしいものとされ、「デビルフィッシュ」と呼ばれ忌み嫌われてきました――とある。
出典:海外では悪魔の食べ物!?実は日本が消費量世界一を誇るタコの話
更には、タコは「悪魔の使い」として触ることすら嫌がっていた――。
出典:特別寄稿=モーリタニアを救った日本人
日本でタコ焼きを知らないなんておとぎ話のような話。
もはやソウルフードでさえあるのに食べないとは…。
ひっそりカルチャーショックを受けている私は、
「そうか、私が食べていたのは悪魔の使いだったのか…」と思う。
そういえば、デビルズフードケーキだったり、悪魔のおにぎりだったりおいしいな。
あの小さな丸たちのおいしさには、そんな訳があったのかと納得している。
そうこうしている間に、
MouMaにあった「モーリタニア風たこ焼き」は誰かに買われてしまっていた。
早く買っておけばよかった…。
MouMaでこんなに学びがあると思わなかった。今度スーパーでタコを買うときは原産国を見てみようと思う。
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注:このくしゃみはハクションです。登場する商品・人物・団体・名称等は、すべて妄想にあったことで、現実との境界は読者の領分に委ねられております。