見出し画像

組織の境界線を乗り越える #2 | 境界を超えるための6つのアプローチ方法

ビル&メリンダ・ゲイツ財団のディレクターのクリス・アーンストとシンシナティ大学准教授のドナ・クロボット=メイソンによる著書『組織の壁を越える――「バウンダリー・スパニング」6つの実践』(英治出版)で境界を超えるためのアプローチ方法が6つ紹介されています。

① バッファリング(Buffering 、和らげること)
② リフレクティング(Reflecting 、相手の立場から見ること)
③ コネクティング(Connecting 、つなげること)
④ モビライジング(Mobilizing 、結束して一丸となること)
⑤ ウィービング(Weaving、織り合わさること)
⑥ トランスフォーミング(Transforming、変容すること)

「バウンダリー・スパニング・リーダーシップ」は、より高いビジョンやゴールをめざし、集団の境界を越えて方向性、団結力、責任感を築く能力である。それにはまず、垂直・水平方向の境界、ステークホルダーとの境界、人口属性の境界、地理的な境界に対する理解を新たにしなければならない。

クリス・アーンスト, ドナ・クロボット=メイソン著【英治出版】
組織の壁を越える――「バウンダリー・スパニング」6つの実践
より一部抜粋

著者らは、さまざまな集団がぶつかりや交わり、そしてつながる場所には、無限の可能性や素晴らしいアイデアを引き出す連結点(ネクサス)が形成されやすいと指摘しています。集団同士をつなぐネクサスでは、問題を解決するための方向性や団結力、責任感が築かれます。そこでは、イノベーションを起こすための斬新なアイデアが生まれます。

上記の6つのアプローチを実行することで、境界を超えた世界をより良いものに変えることができるでしょう。バウンダリー・スパニング・リーダーが境界の壁を取り除くことで、斬新なイノベーションが誕生し、組織は大きく成長します。

バウンダリー・スパニング・リーダーは、境界を先読みし、予めネクサスを形成しておくべきです。そのためには、以下3つの覚悟と行動する勇気が求められます。

・既存の組織図の縛りを外れる
・ステークホルダーの利害を度外視する
・所属する部門や集団の壁を越えてリーダーシップを発揮する

そして、前もって境界課題を認識し、その課題を解消することが重要になります。過去に起きた失敗から、事前に境界課題を潰すようにしましょう。その際には、境界を超えるための6つのアプローチ方法が有用です。


◆バウンダリー・スパニング・リーダーシップを身につけるためにおすすめのプログラム: 『モウトレ』

モウトレは、心理的安全性の高い、イノベーションを生み出すプログラムです。
心理的安全性が守られている空間で、境界を超えたアイデア出しのトレーニングを受けていただきます。体験することにより、境界を超えたイノベーションの起こし方についての具体的な秘訣を知ることができます!

気になる方は、下記までお問い合わせしてください!

【問い合わせ先】
株式会社要 MouMa事業部
メールアドレス:mouma_support@kanamekey.com
または、公式twitter(@MouMa_official)までDMをお送り下さい。

「モウトレの詳細を知りたい」「モウトレをしてみたい」などご連絡ください。