個性でもある「強み」を組み合わることが、組織の生産性をアップさせる。
以前の私は、苦手または嫌いな仕事や人に時間を費やしていました。そのせいでやる気や意欲が湧かず、自分のパフォーマンスが下がり続けていました。このことに気づいてからは、好きな人と一緒に自分の好きなことや得意なことを仕事にするようになりました。それにより、私の幸福度は上がり、仕事へのモチベーションを高めることができたのです。
特に、他者の強みと自分の得意なことを組み合わせると、さらにパフォーマンスが高まります。
著者らは、”自分の仕事に愛を感じるとき、人はすばらしい仕事をする”と書き記しています。自分の強みを伸ばし活かすことで、他者から評価され、生産性を向上することができるのです。他者へのお役立ちという喜びを感じることで、やる気が湧き、組織全体へと良い影響を与えます。
良い業績を残しているチームには、特徴があることがわかりました。それは、個々のメンバーが「仕事で『強みを発揮する機会』が毎日ある」という感覚があり、それにより、パフォーマンスが高いことです。日々の仕事で喜びを感じているメンバーが多ければ多いほど、チームの生産性は上がります。そのため、リーダーはメンバーの強みを引き出していくべきなのです。
ここで大切なことは、”毎日”という時間軸です。その人なりの個性でもある「強み」を発揮して、役立っているという日々の積み重ねた感覚こそが、良い業績を残すための必須条件なのです。
しかし、組織では「最高の人材は『オールラウンダー』」といった嘘の情報を信じています。多くのリーダーは、逸出した人材はみな同じスキルを持っているといった古い考えを捨て、個々の優れたスキルを掛け合わせた方が良いという事実に気づいていません。
お互いの強みを生かすためには、他者の強みを理解し、認め合うようにしましょう。そのためには、リーダーはチームの心理的安全性を構築し、不安や恐れがない何でも相談できる環境を作らなければいけません。尖っている人、つまりその人なりの個性でもある「強み」を持っている人を集め、お互いの強みを引き出し、組み合わせていきましょう。
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