舞台『Spirited Away』を観に行く真夏のロンドン旅【2日目】
テートブリテンでターナーに出会う。
夜はいよいよ『Spirited Away』を観劇
明けて2日目、おはようロンドン。
今日から本格的に活動スタートです。
朝食は伝統的なイングリッシュブレックファストをいただきます。
ブラックプディングにでかいマッシュルーム、ソーセージ、目玉焼き、ベイクドビーンズ、トマトでお腹いっぱい。
時差ぼけで早くに起きてご飯も食べてしまったので、ホテルの周りをぷらぷら。
散歩を終えてホテルに戻り、身支度をし出発。
まずはテートブリテンへ向かいます。
今回のロンドン旅は観劇が主目的ですが、せっかくの機会ですので、絵画鑑賞もしたいと考えました。今から四半世紀も前にロンドンを訪れた際は時間がなくて、大英博物館を駆け足で見ただけだったので、今回は他の美術館も訪問したかった。そのうちの一つがテートブリテンです。
ここでは英国を代表する作家ターナーの作品を見られます。楽しみだー
ということで、バスに10分くらい揺られてテートブリテンに到着。早速、中に入ります。
まず、ターナーの前にこちらもテートブリテンの目玉展示である『オフィーリア』(ジョン・エヴァレット・ミレー作)を見に行きます。案内係の人に展示室の番号を教えてもらい、足を向けると「あったー」
草木に囲まれた水面に浮かぶ、冷たくなったオフィーリアの表情、哀れでかつ美しいです。写真が撮れるのもありがたい。
そして、ターナーの展示室へ。
『ノラム城、日の出』を始めとする珠玉の作品群の世界に浸ります。いやあ、来てよかった!
本の挿絵?として描かれた小さなサイズの作品は、備え付けの拡大鏡をかざして見てみると、細部までよくわかる。これは便利。
形のない形を描いたターナーの世界を堪能後も、数々の著名な作品を鑑賞。
歩き疲れたので、館内のカフェでキャロットケーキを食べて休憩。
館内は満喫できたし、ケーキを食べて少し体力が回復したところで、テートブリテンを後にしました。
続いては、バスに乗って百貨店ハロッズに移動しました。
ここでお土産物の買い出しと晩ご飯の調達を行います。
ハロッズのグッズ売り場は大混雑で、世界中から来たと思しき観光客が品定めに励んでいました。
いろいろと目移りしたものの、ハロッズベアを1体とティータオルを買いました。
そのあとはいわゆるデパ地下へ行きましたが、その広さと品揃えのバラエティにびっくり。売り場のインテリアも格好良く、商品の見せ方も魅力的で、思わず気分が上がって、いくらでも買い物してしまいそう。
自制心をもって、晩ご飯として必要な分だけ買いました笑
あと、食料品売り場はセルフレジが導入されていて、店員さんとの会話なく会計できるので、外国人の私にとってはちょっと助かりました。
まだまだ店内を巡りたい気持ちはありつつも、観劇の支度もせねばなりません。後ろ髪引かれる思いで、地下鉄に乗っていったんホテルの部屋に戻りました。そして、早めの晩ごはんタイム。ハロッズで買った照り焼きサーモンサラダ、日本から持ち込んだお湯でもどせる五目ご飯、みそ汁で腹ごしらえし、この後の観劇に備えます。
さあ、いよいよ『Spirited Away』を観にロンドンコロシアム劇場へ向かいます。
劇場エントランスは華やかな雰囲気に飾りつけられていて、気分が高揚します。
そして、デジタルサイネージには日本と変わらぬキービジュアルが掲げられていました。ほんとにここでやるんだなと実感した瞬間です。
この日は2階(ドレスサークル)下手の後方端っこの席を確保しています。事前に調べたところでは、隣席との間に柱があって、1人で観るならプライベート感があってよいとのこと。実際に座ってみると確かにそのとおりで、緊張感とリラックスとのほどよいバランスの中で芝居に集中できました。
お芝居自体は、基本的には日本上演版からの変更点はないようで、日本で観たのとそのままでした。(劇場に合わせるための装置や立ち位置の調整はあったでしょうが、芝居のストーリーや演出自体の改変はなかった。)字幕の表示器がプロセニアムに取り付けられているのが違いだったかもしれません。
そしてやはり面白かった。現地のお客さんの反応も上々で、その様子を目の当たりにし、自分のことのようにほっとした気持ちが湧き上がりました。また、旅の目的が1つ果たせた達成感もありました。
満たされた気持ちのままホテルへ帰還。歩いてすぐなので楽ちん。大枚叩いてこのホテルにしてよかった笑
今日はこれで終わり。
次の日へ続きます。