中国のEVメーカーがタイの工場で生産

ニュースの中からこんなことが聞こえてきた。いよいよ中国の労働力不足、そして人件費の高騰か。

そんな状況下でも欧米の自動車会社は中国で工場増設をしている。もはや目当ては労働力でも低賃金でもないだろう。中国で製造することで中国の巨大マーケットで売上げを作ることだ。巨大市場で売上を確保することで膨大な開発費の償却を早めることが出来るからだ。ドイツはメルケル首相時から中国との良好な関係を築いている。自動車以外に通信分野ではファーウェーにドイツのスマートシティー建設を任せていた。

しかし、そんな考えをしていて良いのだろうか?中国は西欧の先進国を帝国主義と非難するが、自分達こそ中華思想に根付いた中華帝国主義を進めており世界の覇権を求めて進んでいる。各国は中国のマーケットに依存するような経済構造を作ってはいけないと思う。

中国から求められれば安全保障に影響がない範囲で物を売る、その程度のおつきあいに止めるべきだろう。既に技術力も西欧に並んでいる中国である。これ以上中国の経済成長を助けては西欧諸国の首を自分で締めることになるだろう。中国はロシアのように強面ではないが強かである。