競争相手はAIロボット
かつて人間の生存競争では有名大学に進学することであった。昭和の時代は東大・京大等の国立大学そして平成以降は慶應と日大である。大学の同窓生の網が各界に張り巡らされ、その網を伝って出世していく。これからの社会での競争相手はA Iロボットである。目標は“有名大学”ではなく“何を学ぶか”となっている。
大学で何を学ぶかは人間の職業として何が残るかを考えた上で決める必要がある。
近未来を想像してみよう:
* T Vやラジオのアナウンサーは不要になり、A Iの音声に置き換わる。
*気象予報士もいらなくなる。気象庁のA Iが24時間気象データーを教えてくれる。
*T Vのコメンテーターも不要になる。社会問題に関するコメントはA Iからいくらでも引き出せる。ダジャレを言うぐらいは出演者に任されるかも。
*マクドナルドはモニターで注文入力するとロボットが作ってカウンターに並べてくれるようになる。
*深刻な病気になった時は、A Iが治療方法のオプションを提案してくれる。人間のドクターは自分の技量とコストから最終治療法を患者家族と相談し決定することになる。
*戦争ではドローンやロボットが増え、ロボット同士の戦いが増える。不幸にしてロボットに殺される人間も増えるだろう。
人間の働く領域はどんどん変化する。
記憶力や思考速度をコンピュータと競争しても敵わない。現時点でコンピューターに苦手なことは何だろうか?
創作の世界:過去からの類推では考えつかないような創造的な活動。
A Iと競争しないこと:それはA Iを開発する側の仕事をすることだ。
ただ有名大学を卒業しただけでは価値がなくなる。これからは有名大学でなくとも良い、創造的な活動をすることやA Iに代表されるI T技術の研究、あるいはもっと広く科学の発見に資する勉強をすることが求められる。これが生き残るための術となるのだろう。