日本人が海外旅行をしなくなった
経済面
海外と日本の物価上昇に長年大きな差があったことに加えて円安。経済的感覚から海外旅行がしづらくなったのは事実。特に高齢者となると目減りする年金しか収入がないので多額の出費は考えてしまう。ハンバーガーに2,000~3,000円というのは受け入れ難い。
目的
かつては海外に学ぼう、海外で活躍しようとの考えから海外に出て見聞を広めることを目的にする人が多かった。現在はあくまでレジャーと考えるひとが増えているのでは。それにしては高くつく。若い世代も目先の娯楽に満足し、海外に目を向ける意欲は失せているらしい。
飛行時間
私の場合は米国ではなく欧州が多かったので長引く戦争による航空路の変更でただでさえ長い飛行時間がさらに長くなったことは大きい。
安全
若い時は海外で危険を感じることは少なかったが、高齢になった今ではタクシーの高額請求、スリ・置き引きなどの犯罪が随分気になる。体力がなくなり自分が活発に動けないことに加えていかにも“旅行者”に見えるだろうと考えるとやはり心配。若い時にはツアーに参加することは考えられなかったが、最近では安全を考えるとこれもありかと考えるようになっている。
若者も行かなくなっている
今朝のT V番組を見ていたら若い人も海外に出なくなっており、期限切れになったパスポートをそのままにする人も多いとのこと。
私は大学の4年の時に海外旅行したのがその後の人生に大きく影響しました。又、30代前半に6年間海外に赴任することになり、その時の経験が息子たちにも大きな影響があったようで、二人の息子たちはどちらも家族と海外生活で日本に戻ることは考えられないようです。若い人には是非とも停滞している日本から脱出して海外で色々なことを見聞きして欲しいと思う。