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名古屋フィルコバケンスペシャル

今日は名古屋フィルのコバケンスペシャルを聴きに行きました。愛知県芸術劇場コンサートホールです。
2カ月前ぐらいに急遽開催が決まってこれは行く価値のある演奏会だと思いました。というのは30年ぐらい前から指揮者コバケンのファンで名古屋フィルあるいはハンガリー国立フィルの演奏会で何度かコバケン指揮の演奏会へ行きました。

チケット発売日の争奪戦でD席通路側の好位置をゲットしました。
コバケンの魅力といえば、音楽がエネルギッシュで圧倒されますね。82歳の今でも今日は圧倒されました。50歳ぐらいのときと全然変わらないですね。

今日は朝岡聡さんの司会でコバケンさんと朝岡さんのトークはおもしろかったです。朝岡さんはニュースステーションのスポーツコーナー、筋肉番付やSASUKEなどテンション高い系のスポーツ番組のアナウンサーのイメージが強いですが、クラシック音楽でもテンション高くて知識は豊富で独自の音楽の解釈を持っています。今日はトークも楽しめました。

⬛️ヨハンシュトラウス2世/春の声

ヨハン・シュトラウス2世で好きな曲といえば、春の声と南国のばらの2曲を真っ先に思い起こし、好きな曲です。実は27年前の自分の結婚披露宴の最後のお開きの曲でこの曲を使ったんですね。明るく楽しい春の声。
コバケンさんはこういう小曲でもさすがの音楽を響かせます。

⬛️チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲

今日のお目当ての曲のひとつです。
周防さんのヴァイオリンソロでの演奏でした。この曲、演奏会で聴くのは3回めで過去は諏訪内さん、小林美恵さんで聴いているかな。
今日の周防さんの演奏、第1楽章のカデンツァの部分良かったし、第1楽章の最後の盛り上がっていくところはブラボーでした。
さらに好きなのが第2楽章の愛情たっぷりの歌。コバケンさんの解釈もありますが、今日は第2楽章は絶品でした。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、満喫しました。

アンコールで周防さんのヴァイオリンソロでアルハンブラ宮殿の思い出が演奏されました。すばらしかったです。
実は小学生のときにエレクトーン習っていたときにアルハンブラ宮殿の思い出をエレクトーンで練習したことがあるんだけど、全然覚えていなかったです。

⬛️スメタナ/モルダウ

司会の朝岡さんの解説がすばらしく、チェコのモルダウ河の流れを意識した解説は臨場感ありました。
最初のフルートとハープの入りから有名な主題に入るところが解説を聞いてなるほどと思いました。

⬛️ブラームス/ハンガリー舞曲第5番

コバケンさんの指揮のハンガリー国立フィルの演奏会でアンコールでハンガリー舞曲の第1番を聴いたことがありますが、ハンガリー舞曲って何百回も聴いたことある曲で口ずさめる曲なんですね。それでもコバケンさんの指揮で聴くと全然すばらしいです。ハンガリー仕込みのハンガリー舞曲、貴重なものを聴きました。

⬛️ヴォルフ/マドンナの宝石

センチメンタルな曲です。
コバケンさんの小学生時代の思い出の話がトークで出てきましたが、この曲に思いが詰まっているんだなと思いました。心に刻まれる演奏でした。

⬛️ラヴェル/ボレロ

この曲はCDで聴いてもそんなにすばらしい曲だと思わなく、まったく感動しません。
でも音楽ホールでオーケストラで聴くと感動します。
最初は弱音で木管楽器から入ってきますが、ひとつフレーズが終わると楽器が加わっていき、ヴィオラ入った、チューバ入った、ヴァイオリン入った、コントラバス入ったというのが視覚的に見えるというのがいいですね。
クライマックスになったときの圧倒的な迫力とエネルギーが感動です。

どの曲もすばらしく、ブラボーでした。

8月にもコバケンスペシャルをやる予定で、小山実稚恵さんのピアノでベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番とブラームス交響曲第1番をやるそうです。これは行きたいです。

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