愛知室内オーケストラ第62回定期演奏会
今日は仕事を終わらせて愛知室内オーケストラの定期演奏会へ行きました。
愛知室内オーケストラの定期演奏会は今年6回めです。去年ぐらいからかなりハマっています。
今日は指揮者が巨匠のスダーンさん。
オール・メンデルスゾーンのプログラムです。
メンデルスゾーンという作曲家は好きな作曲家のひとりで、包み込むようなやさしさがあり、切れ味のある前進力があり、ファンタジックでもあります。
特に合唱曲はすこぶるすばらしいなと思います。
■メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」
メンデルスゾーンの序曲はどれもすばらしいですが、1番有名なのはフィンガルの洞窟です。
風景画を描写した音楽ですね。
絵画の方も才能あったみたいです。
そしてスダーン指揮の愛知室内オーケストラは1曲めからすばらしい演奏でした。
■メンデルスゾーン/真夏の夜の夢
真夏の夜の夢から抜粋で、
序曲、スケルツォ、夜想曲、結婚行進曲の4つでした。
序曲は17歳のとき作曲した曲ですが、音楽ホールで聴くとすばらしいなと思います。妖精の神秘的な登場と踊りの部分。最後のお別れのところの寂しい音楽。すべてが満喫しました。
スケルツォもすばらしいですね。
夜想曲がホルンで始まるところいいですね。弦楽器が主役のところがまたすばらしいです。
結婚行進曲は有名で、自分の結婚式が28年前ですが、メンデルスゾーンの結婚行進曲を使いました。
■メンデルスゾーン交響曲第1番
15歳のときの作品です。
と言っても弦楽のための交響曲を14歳までに第12番まで作曲しているので、15歳にして交響曲が第13番になります。
もう初々しさはなく、熟練レベルです。
前半の2曲と比べると激しい曲なので、
スダーンさんの指揮も気合い入っています。
この曲、音楽ホールで聴くのは2回めです。
30年ぐらい前に井上道義さんの指揮で京都市交響楽団で聴いています。平安神宮の近くのホールでした。30年ぶりです。
モーツァルトの交響曲第40番と第41番のいいところを取ってきた魅力がありますね。激しさはベートーヴェン。ベートーヴェンがまだ生きていたときの作品ですから、ベートーヴェン本人も聴いた可能性もあるわけです。
自分は今は50代ですが、20ぐらいのときにこの曲はハマりました。
交響曲第1番、聴いて良かったです。
改めて自分が20ぐらいのときにハマったのはうなずけました。
そしてスダーンさん&愛知室内オーケストラがすばらしかったです。
来月の定期演奏会はシューベルトの交響曲第1番もやるみたいです。第1番づくし。