見出し画像

全日本卓球選手権ダブルスの部 大会3日め

土曜日はスカイホール豊田へ行きました。
全日本卓球選手権ダブルスの部の大会3日めです。
今年はシングルス大会とダブルス大会を分散開催し、そのおかげで愛知県のスカイホール豊田の開催です。
来年もそうなるみたいです。

個人的には横浜に住んでいた11年前以来、久しぶりに全日本卓球選手権を観戦します。

大会公式プログラムがダブルスの部になっています。

スポンサーの全農の抽選くじを引いたらホットミルクとモーツァルトのクリアファイルです。
自分がクラシック音楽ファンであることを知っているかのようにモーツァルトが当たりました。

女子ダブルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、混合ダブルス準々決勝、混合ダブルス準決勝
の順に行われました。

観た試合について書きます。

◼️女子ダブルス準々決勝

卓球Tリーグの日本ペイントマレッツでも活躍する四天王寺高校のペアの青木咲智選手と伊藤詩菜選手のペアと
レゾナックの平真由香選手と矢島采愛選手のペアの対戦です。
平選手は卓球Tリーグのトップ名古屋の南波選手の妹です。

レゾナックの矢島選手、四天王寺高校の伊藤選手、サウスポーの2人がガンガン攻撃を仕掛けておもしろい試合になります。

フルセットの5セットめまで行きます。
四天王寺高校ペアが3対2で勝利して準決勝に進みました。

デンソーの野村萌選手と野村光選手の姉妹ペアと
日本生命レッドエルフの笹尾選手と麻生選手のペアの対戦です。

野村姉妹は地元の刈谷市出身です。
2人並ぶと妹の光選手の方が背が高いですね。

笹尾、麻生ペアはTリーグでもダブルス組んでいます。笹尾選手の卓球はパワフルなラリーです。野村萌選手の卓球はピッチが速いラリーです。
どちらがペースをつかむかという試合になりました。

第3セットを接戦で笹尾、麻生ペアが取ったのが大きかったです。

3対1で笹尾、麻生ペアが勝利してベスト4に進出しました。

◼️男子ダブルス準々決勝

飯村選手、木方選手の明治大学ペアと
三部選手、上村選手のシチズンペアの対戦です。

木方選手のお父さんの全日本の決勝戦と三部選手の全日本ダブルスの2回め優勝したときの動画ですが、奥が深過ぎるので、見てみてください。

木方選手の父が松下浩二選手と対戦した2002年の全日本シングルス決勝戦は伝説の試合と言われています。

三部選手は青森山田高校時代に森薗選手とダブルス組んだのがダブルスのスペシャリストの極意を身につけました。
水谷、岸川を2年連続で負かしてしまうというのは衝撃でした。11年前に現地で観たものはまさしく衝撃でした。この動画を見るとわかるように森薗、三部の高校生ペアがダブルスという競技に革命を起こしたと言っても過言ではないでしょう。

この試合でも随所に三部選手らしさを見せます。

試合は一進一退でした。
フルセットになります。
第5セット、わずかに11対9。
明治大学の飯村、木方ペアが勝利し、準決勝に進みました。
三部選手と上村選手は敗退しました。
決勝とかで観たかったペアです。

中野選手、岩井田選手は野田学園の中学生ペアです。
鈴木颯選手、萩原選手は愛知工業大学ペアです。

鈴木颯選手のプレーを観るのはお目当てのひとつで、この試合は勝つと思っていました。
中学生ペアの強さは本物でした。
互角に打ち合います。

フルセットの第5セット、熱戦でした。
愛知工業大学の応援も熱く応援します。
最後は中学生ペアが勝利しました。

中野選手、岩井田選手が勝利し、準決勝へ進みます。

◼️混合ダブルス準々決勝

午後からは混合ダブルスになります。
愛知県出身のペアの木造選手と安藤みなみ選手のペアが登場です。
対する相手が中村選手と藤田選手の愛知工業大学ペアです。

木造、安藤ペアは昨年は準々決勝で愛知工業大学のペアに負けました。今年も準々決勝で愛知工業大学ペアです。

安藤みなみ選手の声が出ており、最初から気合いが入っています。
第1セット、第2セットと木造、安藤ペアが流れに持ってきます。アンパンチが決まります。
第3セットは取られるものの、第4セットは圧倒して木造、安藤ペアが3対1で勝利します。

昨年以上に木造選手と安藤みなみ選手のコンビネーションがはまってきている感じします。
完勝でした。これで準決勝に進みます。

小野寺翔平選手と枝廣愛選手のペアは中央大学の先輩後輩ペアです。
小林広夢選手と出澤杏佳選手のペアは日本大学と専修大学のペアです。

小林選手と出澤選手のペアが有利と思っていました。小林選手はダブルスのスペシャリストでTリーグでもダブルスで12勝しています。強打がすぱらしいですね。出澤選手はTリーグの九州アスティーダのエースです。

試合は大熱戦になります。
枝廣愛選手のフリックがいいところで決まりますし、小野寺選手もチキータなどの小技うまいし、フットワークが良くて相手の攻撃を粘り強く返します。

フルセットになり、小野寺、枝廣愛ペアが勝利しました。準決勝に進みます。

◼️混合ダブルス準決勝

混合ダブルスは準決勝も続いて行われます。
2試合同時に行われましたが、
木造、安藤ペアの試合の方を観ます。

相手は岐阜朝日大学の岡野俊介選手、十六銀行グループの田村美佳選手の岐阜県ペアです。

準々決勝と同様に第1セット、第2セットと攻めまくり、連取します。
第3セットは取られますが、第4セットは圧倒して勝利します。
安藤みなみ選手が今シーズンで引退するということで、木造選手も優勝するという意気込みで戦っており、充実の試合をしています。

木造、安藤ペア、3対1で勝利し、決勝戦へ進みました。
優勝まであとひとつになりました。
決勝戦は大会4日めの最終日になります。

久しぶりの全日本卓球選手権、朝から夕方まで卓球観戦しました。
卓球のおもしろさであるスピード感と駆け引き、戦略、メンタル、それに加えてダブルスはコンビネーション。満喫しました。

個人的には中学生のときの新人戦でダブルスは失敗したトラウマがあり、ダブルスは苦手にしていました。ダブルスのおもしろさというのは社会人になって卓球観戦するようになってから感じるようになりました。

卓球Tリーグでもダブルスを最初にやることにより、チーム戦としての意識が高まるということで、チーム戦のおもしろさが増したと思います。
今ではダブルスびいきになっています。

来年もスカイホール豊田で全日本卓球のダブルスをやるという話を聞いていますので、楽しみです。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集