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名フィルメンバー室内楽シリーズ第5弾

今日は宗次ホールでヴァイオリンとピアノのデュオを聴きに行きました。

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尾高詩音里さんが名古屋フィルで第2ヴァイオリンをやっています。新庄龍馬さんは今回初めて聴きましたが、早稲田大学政治経済学部を出ていて一般企業に勤務していて音楽活動をしています。

今日の曲目はシューマンのヴァイオリンソナタ第1番とルクーのヴァイオリンソナタは昔から知っていましたが、あとの3曲は作曲家の名前すら知らなかったぐらいでぶっつけで聴きました。

⬛️シューマン/ヴァイオリンソナタ第1番

第1楽章の最初のヴァイオリンの音色から引き込まれました。尾高さんのヴァイオリンの音色すばらしいし、宗次ホールの音響もすばらしいです。

この曲は第1楽章、第2楽章はヴァイオリンが引っ張っていく形ですが、第3楽章になるとヴァイオリンとピアノがやり合う感じになりその楽器間の会話がおもしろいですね。

シューマンのヴァイオリンソナタ第1番、すばらしい演奏でした。

⬛️ビーチ/ロマンス

ビーチという作曲家の名前は初めて聞きました。アメリカの女性作曲家だそうです。甘くて優しいロマンティックな香の曲でした。うっとりしました。

⬛️シェーンフィールド/4つの思い出

シェーンフィールドという作曲家の名前も初めて聞きました。まだ存命中のアメリカの作曲家です。現代音楽というと難解で身構えますが、この曲はクラシック音楽とポピュラー音楽の中間ぐらいで聴きやすかったです。4つめの曲がリズミカルでジャズっぽい感じでなかなか楽しかったです。新庄さんのピアノのリズミカルなのはさすがでした。

⬛️タイユフェール/ヴァイオリンソナタ第2番

フランス6人組の作曲家で女性作曲家です。フランス6人組も現代音楽で身構えそうになりましたが、そんなことはありませんでした。非常に聴きやすくてなかなか良かったです。機会あれば、また聴いてみたい曲でした。

⬛️ルクー/ヴァイオリンソナタ

今日の1番のお目当てはルクーですね。24歳で感染症の腸チフスで亡くなってしまいました。でもこの曲の輝くような初々しさは現代も生き続けています。ベルギーの作曲家ということでベルギーの大ヴァイオリニストのイザイに献呈された曲です。

個人的にこの曲の第3楽章のファンです。今までホールで聴いたことが無かったので、今日はこの曲のヴァイオリンとピアノのやりとりを生演奏で聴けたのは感激でした。

アンコールはクララ・シューマン作曲の3つのロマンス。ロベルト・シューマンの3つのロマンスはよく知っていましたし、聴いたことありますが、クララ・シューマンにも3つのロマンスという曲があるんだ。ロベルトに負けず劣らずすばらしい曲でした。

尾高さんのトークもおもしろかったです。また尾高さんと新庄さんのデュオを聴いてみたいですね。今日はすばらしいコンサートでした。

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