中木健二&永田美穂 デュオリサイタル
今日は午前はサッカー観戦で午後はクラシック音楽コンサートへ行きました。
時間は前後しますが、先にクラシック音楽コンサートの方を書きます。
先週に続いて宗次ホールの室内楽コンサートへ行きました。
中木健二さんのチェロと永田美穂さんのピアノのデュオです。
前半がフランス音楽、後半がドイツ音楽というプログラムです。
フォーレ、ベートーヴェン、ブラームスのチェロソナタという大作3本という濃いプログラムということで気にかけていたコンサートですが、当日に行くことを決めました。
会場では中古CDが売っていてラロの交響曲ト短調というめずらしい曲が入っていたので、思わず買いました。500円です。
トーマス・ビーチャム指揮とはかなり昔ですね。
ラロの交響曲ト短調は色彩がすばらしいという話は聞いたことがありますが、CDがあるのを見たのは初めてかもしれません。
後でじっくり聴いてみます。
演奏会の方に戻りまして前半のフランス音楽から行きます。
■プーランク/フランス組曲
フランス6人組のプーランクから始まりました。
この曲は初めて聴きました。
プーランクらしいきらびやかな色彩豊かな曲ですね。先人のフランスの作曲した音楽をプーランクがアレンジみたいです。
原曲はわかっていませんが、古いものと新しいものが入り混じった魅力が曲にあるなとは思います。
■マラン・マレ(中木健二編曲)/スペインのフォリア
この曲のみ無伴奏チェロの演奏です。
これも古き17世紀のフランス作曲家の曲を無伴奏チェロに編曲したものです。
この曲はどこかで聴いたことあるとは思うが、思い出せない。
無伴奏チェロの魅力、ラテン音楽の魅力、満喫しました。
■フォーレ/チェロソナタ第1番
フォーレが70歳代に作曲した晩年の曲で渋くて難解な曲ではあります。
第1楽章の最初の激しいところは魅力で、中木さんも永田さんもすばらしい演奏で入り込みました。
第2楽章は眠り心地のようなノクターンが美しいです。疲れていたらそのまま寝ちゃいそう。
フォーレのチェロソナタ第1番をまた聴けて良かったです。
■ベートーヴェン/チェロソナタ第1番
こちらはベートーヴェンの青年時代の曲です。
作品5です。この曲を聴いたらベートーヴェンは耳が聞こえる聞こえないに関わらず大作曲家になっただろうなとは思います。
中木さんと永田さんの演奏もフランス音楽とドイツ音楽では芸風が違う演奏でしたね。
前にどんどん進んで行く曲で、チェロとピアノがガンガンやり合うので、スリルがあって楽しいです。
■ブラームス/チェロソナタ第1番
ブラームスのチェロソナタ第1番は愁いのある哀しみの音楽から始まりますが、
第3楽章がフーガの技法を使っていると言われますが、かっこ良くて熱くてスピード感があり、熱くて楽しい音楽です。
やっぱりこの曲はいいですね。
2人の演奏がすばらしかったです。
テンション上がりました。
■アンコール
ブラームスの歌曲の「メロディーのように」でした。
この曲を聴くのは初めてでした。幸福感たっぷりの音楽ですね。
フランス音楽とドイツ音楽、魅力がまったく違うそれぞれの音楽を満喫したプログラムで、楽しく聴けました。