愛知室内オーケストラ第38回定期演奏会
今日は仕事終わってから愛知室内オーケストラの定期演奏会へ行きました。
先週に続きしらかわホールです。
ヴィオラの川本嘉子さん、ヴァイオリンの竹澤恭子さんの地元出身の巨匠と指揮者の広上さん、愛知室内オーケストラという魅力的な組み合わせに引かれてコンサート会場へ行きました。
愛知室内オーケストラは20周年なんですね。20周年特別企画コンサートになります。
ブルッフ、バーバー、ブラームスという3Bの魅力的なプログラムです。
⬛️ブルッフ/ロマンス
川本さんがヴィオラソリストになります。
ブルッフというとコル・ニドライという神というぐらいの美しい曲がありますが、ロマンスも負けず劣らず美しい曲だなと思います。
川本さんのヴィオラの音色はすばらしいですね。この曲の美しさにうっとりしました。
⬛️バーバー/ヴァイオリン協奏曲
竹澤さんがヴァイオリンソリストになります。
竹澤さんのヴァイオリンを最初に聴いたのは名古屋フィルの桑名公演で30年ぐらい前だったと思います。あのときのメンデルスゾーンのコンツェルトはいまだに覚えていますね。
バーバーのヴァイオリン協奏曲がまた美しい曲で第2楽章はすばらしく美しいですね。バーバーは弦楽のためのアダージョという曲が有名ですが、それに匹敵するぐらい第2楽章は美しい楽章だなと思います。
第3楽章が技巧的なしかも無調のフィナーレで第2楽章とは180度違う魅力で、これがスリルあっていいです。
バーバーのヴァイオリン協奏曲、すばらしかったです。
⬛️ブラームス/ヴァイオリンとチェロのための協奏曲
本来はヴァイオリンとチェロですが、今日はヴァイオリンとヴィオラでこの組み合わせで聴くというのが今日の1番のお目当てでした。
開始直後にチェロの独奏があるのですが、今日はヴィオラの独奏。ここは見せ場ですね。川本さんのヴィオラソロに魅せられました。
さらにその後にヴァイオリンとヴィオラのソリスト同士の共演のカデンツァっぽいところがあってこの部分の演奏に釘付け、すばらしかったです。
ブラームスの交響曲のひとつと言ってもいいぐらいにオーケストラ部分も魅力でこの曲を音楽ホールで聴けたこと自体が幸せでした。竹澤さんと川本さんという豪華なソリストが並んで弾いているというのは至福のときでした。
第3楽章のヴィオラとヴァイオリンのソリスト同士のやりとりもすばらしく、それに呼応するオーケストラ。
聴きごたえありました。
曲がすばらしい上にソリスト、オーケストラがすばらしいので、感動でした。
⬛️モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲第2楽章
指揮者の広上さんのアフタートークがあってアフタートークが聴けただけでもお得でしたが、
なんと大サプライズのアンコール曲。
モーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲の第2楽章のアンダンテ。
この楽章の悲哀なメロディーは有名ですが、こんな大曲をアンコールで聴けたのは大サプライズです。
今日は20周年特別企画ということで盛りだくさんで楽しめました。