【読書記録】「勘三郎の死」中村哲郎
勘三郎と私ここ一週間ほど、「勘三郎の死」という本を読んでいた。
中村勘三郎丈は、私にとっては特別な役者さんである。
中学生の時に大河ドラマ「武田信玄」で白塗りで貴族風の今川義元を演じていたのを見てファンになり、母親から歌舞伎役者だよと教えられ、歌舞伎座へ行った。
初めて行った歌舞伎座は赤色メインの綺羅びやかな空間で、ざわざわとした何とも言えない高揚感やワクワク感は今も覚えている。
いくつか演目はあったけど、記憶に強烈に刻まれているのが「お祭り」だった。
この時はたしか先代十