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それぞれの心地いいを尊重するって難しい【ウレアカを見て】

なぜか今更 令和ロマンさんにハマっていて、YouTubeを見漁っている…

そんななかでたどり着いたYouTubeチャンネル、「売れたら垢抜けるってホント?」
通称 "ウレアカ"

「売れたら垢抜ける 」という通説は本当なのか?という長期検証をする、吉本興業グループ「FANY」と講談社「VOCE」 のプロジェクトから開設されたYouTubeアカウント。

令和ロマン、オフローズ、素敵じゃないか の3組に密着している。

美容家!というほどではないけれど私も美容が好きなのと、男性の方と美容をお話するのも好きなので、見事にこのチャンネルにハマってしまった…

その中で、美容に関する価値観について、すごく興味深い回があったのですこし語ってみようと思う。


私がすごく印象に残っているのが、なぜ“ウレアカ”に令和ロマンが選ばれたのか、芸能活動の今後の展望などを話しているこの回。

その中で、令和ロマンのくるまさん、ケムリさんそれぞれの美容の価値観の話が印象的だった。


部活でラグビーしていたころの肌荒れがきっかけで美容に関心を持ち、IPSAやCLINIQUEのスキンケア用品を使用するほど美容家なくるまさんと、
何もしなくてもお肌強強で、化粧水も使わない、水だけで髭を剃る(笑)、美容には全く関心がなかったケムリさん
美容に関しては対照的なこのコンビ。


そんな2人に対してVOCE編集部の大森さんが、これほど美容に関してコンビ格差(笑)があるにも関わらず、お互いをいい意味でほったらかしにしているのが面白い、とコメントしていた。

「なんでやってないの?」「なんでそんなにやるの?」
となりがちになってしまうのが美容というジャンルとのこと。

メンズメイクも世間に浸透してきた昨今、美容に関する男性の考え方には乖離が生まれやすいのだそう。


これを聞いて女性の私も他人事ではないな…と感じた。

あの子メイク何にもしなくない?、あの子に下手なこと話すと細かくてうるさいんだよな…、という会話、何度か遭遇した頃がある気がする。

興味ない側と興味がある側だけでなく、興味のある同士のぶつかり合いも多い。
私はこれで肌が改善した。いやその方法はよくないって言われる。
私はサロンに通っている、いやサロンに通った方が悪い結果になる。
…などなど

うーん、想像しただけで居心地が悪い……笑


女性にとっても価値観のぶつかり合いが起きやすい美容というジャンル。
その他にも、恋愛、趣味、趣味の中でも特に推し活については価値観のぶつかり合いが起きやすいなと感じている。

これらはそれぞれ心地よい程度が違ったり、既に確率したスタイルがあったり、と価値観は十人十色になるにも関わらず、
"大多数の人が人生で一度は関わるだろう、という認識の人が多い" ものであるため、みんなこんなものだろう、これが正しい在り方だ、という無意識の押し付け合いが起きやすい気がしている。

相手を否定するつもりはなく、良かれと思ってアドバイスしたり、当然だと思って伝えたりしている人も多いだろう。

恋愛ってこうじゃない?推しにこれくらいするのは普通でしょ?と…
恋愛はしたくない人や、恋愛感情を持たないセクシャリティの方もいる、推しがいなくて楽しい方も もしかしたら身近にいるかもしれないのに…



日頃からこういった違和感や居心地の悪さを感じて生きてきた私にとって、令和ロマンの2人の距離感を見ていて密かに感動してしまった…


お互いキャパ広いからな〜と、お互いの領域に深く首を突っ込まずに見守れる余裕が素晴らしすぎる。
令和ロマンのおふたりは、良い意味で 相手のしていることに深く興味を示しすぎていないんだろうな、と思った。

かといって全くの放任ということでもなく、「流石に目増やそうとか言い出したら止める笑」とのこと笑
それは流石にダメ!という領域に行くまでは、相手のやりたいことを尊重するって素敵だな。

また、そんな中でも、美容に関心がないケムリさんの、「やったことないこともやってみよう!」のWANIMA精神(笑)もとても良い。
確かにその歌詞の曲ありますよね笑

最終的に、俺にはハマらなかったわ!という結果になったとしても、興味を持ってもらえるだけで嬉しい…


私が日頃から感じていることは正にこれで、
「私はそれ違うかも、でもあなたには合っていていいね!」というスタンスの方といると心地よいな〜と思う。
その反面、それができる人ってすごく少ない。

相手と意見が異なると「私はこうだ」「いや俺はこうだ」とつい間髪入れずに自己主張をする人が多い気がする。
それぞれの自己主張の連続ってなんだかギズギスしないだろうか…

相手の立場が理解できなかった、自分と相手の意見が違ったとしても、「楽しそうでいいね!」「そういう考え方もあるんだね」の一言があるだけで会話はすごく柔らかいものになる。

これは私が16タイプ診断(16Personalities*)でINFJ型に当てはまり、その中でF型は共感や寄り添いを重視する傾向があるため、ついこのような話し方をしてしまうという側面もあるかもしれない…


いずれにせよ、全く同じ人はいないから、相手に完全な理解を求めることはすごく傲慢なことで、“理解できなくても尊重する” という姿勢は円滑な人間関係の構築や、自分自身の精神衛生的にもとても良い気がしている。

相手に全く同じものを求めずに、違いを見守る余裕を持てる人に私もなりたいなと思った。


自分のスタイルを押し付けずに相手の立場を尊重する、かつ自分も相手のしていることに興味を持ってみる、ってとても大事で、でも難しい。

自分の好きなジャンルに関して、気をつけていても無意識のうちに他人を傷つけていることもあるのかも。

それでも、この意識を持つだけで他人のそれぞれの「好き」や「心地いい」を尊重できる一歩になる気がした。




私にも思い当たる出来事が多すぎて…
長い呟きのように書き殴ってしまったので至らない点もあるかもしれませんが、最後まで読んでくださった方がいたらありがとうございます😊



*「MBTI」は日本MBTI協会が商標登録しているもので、16PersonalitiesとMBTIは別物です。
16PersonalitiesとMBTIの混同、診断結果によって他者を決めつけてしまうことによる危険性などを、日本MBTI協会が注意喚起しています。

思いやりの心を持って、あくまで娯楽のひとつとして、16Personalitiesの記事を書いていけたらと思います⟡.

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