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夏はやっぱりサマーウォーズでしょ。

素敵なタグを見つけてしまった。

#夏に見たい映画

だそうだ。こんなもの書かないわけにはいられないとばかりにキーを叩いている。

僕が一押しの映画は、『サマーウォーズ』である。

内容はこんな感じ。

主人公はちょっと弱気で人付き合いも苦手な、17才の理系少年。
高校2年の夏休み、天才的な数学力を持ちながらも内気な性格の小磯健二は、憧れの先輩、夏希にアルバイトを頼まれる。二人が辿りついた先は、長野にある彼女の田舎。そこにいたのは総勢27人の大家族。夏希の曾祖母・栄は、室町時代から続く戦国一家・陣内(じんのうち)家の当主であり、一族を束ねる大黒柱だ。
栄の誕生日を祝うために集った、個性豊かな「ご親戚」の面々。そこで健二は突然、夏希から「フィアンセのフリをして」と頼まれてしまう。
ひょんな事から巻き起こった世界の危機に、健二と大家族は戦いを挑む…
栄のためにと強引に頼み込まれ、数日間の滞在をすることになった健二。賑やかな親戚の面々に気圧されながら、必死に「フィアンセ」の大役を果たそうと奮闘するのだった。
そしてその夜、彼の携帯に謎の数字が連なったメールが届く。数学が得意な健二はその解読に夢中になるのだが…
翌朝、世界は大きく一変していた。健二を騙る何者かが、世界を混乱に陥れていたのだ。
「私たち一家でカタをつけるよ!」
栄の号令のもと、健二と夏希、そして陣内家の面々が、一致団結して世界の危機に立ち向かう!
サマーウォーズ公式ページより引用)

結論から言えば、「すべての夏ここにあり」といった感じの映画である。

自然に囲まれた街、都会から離れるという体験、一家団欒、そして何より風鈴である。

これがこの映画のすごく面白いところなのだ。つまり、タイトルに夏を掲げておいて、ストーリー展開には夏の要素が一切介入してこない。海で泳ぐこともしなければ花火すらしないのである。夏を標榜し、しかし一切夏が介入しない。それがこの作品のもうひとつの面白さではないだろうか。

要するに別に夏でなくとも良いのである。この作品は夏という季節が持つ緑生い茂る田舎に帰省するというテンプレートな夏を利用して作品をご都合主義にまとめ上げている。最高である。

『spring wars』だったらどうだったのであろうか。きっと、春に新しい生活が始まるはずだったが中学の時の同学と再集結して、敵を殲滅せよといった装いになったのであろう。それはそれで面白そうだ。『都会のトム&ソーヤ』くらいのpopさが必要かもしれない。

まあなんにせよ、『サマーウォーズ』は面白い。控えめに言って20回は確実に見ている僕が言うのだから間違いない。何度も見すぎて、このような考察なしではもう見れないのである、本筋とは全く関係ないところにアハ体験を求めてしまうのである。

夏に見たい映画というタグにかこつけて、文章が書きたかっただけの僕は、そろそろ口を紡ぐとしよう。

ではまた、夏の夜にでも。

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