さみしい大人って気持ち悪い
人が最も恐れるのは孤独だと思った。
まあ、そうだよね、一人が嫌だから恋人を作って結婚して、子どもを産む。
引きで見るとそれは国という単位なんだろうね。寂しい人たちが集まっていつしかそれが国になったのかもしれないね。
はあ、私は何を言っていますか?
人一倍さみしんぼのくせに人に寂しいと伝えることがとても苦手なせいで寂しい状況に拍車がかかり続けてきたのかなあ私。
旦那と子どもが毎週末実家に帰るのが寂しくて、ついていくも義理の祖母に嫌われているため、とうとう旦那に「もう家にいて。来ないほうがいいよ」と本日言われてしまった。
義祖母、私にだけよく怒るんだけど、怒ってるときは私が喋ってると部屋のガラガラのドアを強くしめて「うるさい!」って捨て台詞吐いて部屋に篭ったりするんだよ。
私にだけ態度悪くて他のみんなには普通だからさ、さすがの私もこたえるんだよ。
私って人に嫌われやすいのかなって、思って怖くなる。
あー苦しい。思い出しただけで苦しい。
もう死を待つだけのババアのことはね、別にどうだっていいんだけど、言い返せない弱虫な自分とか、これから毎週末ひとりかあ、その間旦那と子どもは実家でわいわいかあ、私ってもういい大人なのに一人が嫌とかダサいなあ、嫌われる原因て私にあるのかなとか、とか、とか。
救われたいとか思っちゃっててつらい。
子持ち既婚者の週末を、孤独を、誰が救ってくれるというのだ。
毎週末一人ってさあ、「だって寂しかったんだもん」が許される女だよわたしは。と開き直りたくもなるくらいさみしいよ。ひとりにしないでよ。
会社の人にはね、言えるの。
「土曜日は旦那も仕事あったりするから金夜に子ども連れて実家いっちゃうから〜さみしい〜金土日一人なのやだな〜」て言えるの。
そうすると既婚のおっさんたちは「いいじゃん一人の時間があって」とか言ってくるの。
一人の時間なんて有り余ってるからね。
別にいらないんだよ。
ていうか私は、趣味読書なだけあって一人は好きなんだよ。
私だけ一人なのが嫌な矮小な人間なの。
子どもは実家行くことを喜んでるし、実家の人たちも嫁なんか来なくていいって思ってるだろうし(少なくとも旦那の祖母は確実に思ってる)旦那は実家帰れば家事しなくていいから楽ちんだろうし、私さえ寂しいって思わなくなれば全て丸くおさまるんだよね。
あーでも助けてほしいな。
そろそろ助けてほしいな。
さみしいよ。
義祖母のことなんてほんと全く気にしてないはずなのになんでこんな悲しいのか、ガチで意味がわからなくてちゃんと考えてみたんだけど、ひどい態度を取られると、ずっと邪険にされてきた過去を強制的になぞることになってしんどいんだと思う。
中1から中3は母の再婚相手に疎まれていたし、中3終わりから高3までは一人暮らししてたけど、金がかかることに母は不満そうだった。
大1あたりから兄夫婦と住んだけど、兄嫁は旦那の妹と住むのは嫌そうだった。
そうだよね、新婚なのに。
しかも私の部屋だけエアコンないから暑いわ寒いわで地獄。だから彼氏や友達の家に入り浸っていたのだけど、大3のときに兄に帰ってこないなら出てけって言われたから友達の家に転がり込んだ。
そしたら彼氏(現・夫)が一緒に住もうっていってくれたから彼氏の実家に転居して、案の定義祖母と揉めて、同棲して結婚、再度同居、からの同居解消、からの現在。
はあ〜…自分が契約者の現在のこの家だけが「おかえり」て言ってくれてる気がする。
もちろんわたしにだって悪いところはあるんだと思うよ。でもさ、誰しもがそんな立派な振る舞いを常に家でしてるのか?て思う。
家って気を抜ける場所だと思うんだけど、私は気を抜くことをずっと咎められてきた気がするなあ。
そんな悪いことしたのかなあ、してるのかな。わかんないし、してるのかもしれないししてないのかもなんだけど、別にもうどっちでもいいよ。ひとりにしないで欲しいだけ。
旦那に言えって思うよね。
たいていの文句はちゃんと伝えられるんだけど、私寂しいんだよってことだけはどうしても伝えられない。
どうにもしてもらえなかったら苦しいからね。
私は私の寂しいって感情を大事な人にだけは蔑ろにされたくないから大事な人に限り絶対に見せたくない。
という弱さ。
助かりたい、報われたい、でもなにから?寂しさから?無理だよ。
さみしいとか思う自分が心底気持ち悪いよ。
そういえば大学卒業間近の仲良したちとの飲み会で男友達に「お前気持ち悪いんだよ」て言われたことあるわ。
そう、私は気持ち悪いの。
寂しくなりたくない、ひとりは嫌だ!て感情をベースに動いてしまってるから気持ち悪いんだろうな。わかってるよ、ごめんね。
でもね、誰にも強くなれなんて言われたくないよ。
私普通に強いと思うよ。ぶん殴られても家追い出されても非行に走らず今ちゃんと社会人やってるんだからそれなりの強さ、というより図太い神経してるよ。
でもね、たださみしいんだよなあ。
毎週末家を訪ねてきてくれるおばあちゃんが私にも居たらいいのになあ。
てか、帰れる実家があればいいのになあ。
10歳から旦那に出会う20歳まで、ずっとひとりだったから、もうひとりは嫌なの。
母親と父親に甘えたい時期に、大人になれ、もう大丈夫だろって言われたから、言われてきたから、本当は全然大丈夫じゃないのに大人になっちゃった。
ああでも私の子どもには帰れる実家があってよかったな。甘えられる人がいっぱい居てよかった。私の可愛い赤ちゃんが、もう一人でいいよって自ら思うまでけして一人になりませんように。
と、さみしんぼであり最低である母は願うのです。
でももうほんとは離婚したいんだ。
中途半端な一人はもう苦しいよ。
でも本当にひとりぼっちになるのは怖い。
そもそも母親なんだから、子どものことを一番に考えなくてはね。
私の悪いところは何も捨てられないところなんだろうな。仕事も家庭も自分のことも、優先順位をつけられない。
転職すればいいのに、私は今の仕事を続けたいと思っているし、離婚したいならすればいいのに、怖くてできない。旦那と子どもと仕事を同列に扱い続けてるから何もかも中途半端なんだろうね。
帰りたいな、というより帰る場所が欲しいな。
なんにも諦めたくない、でも、全てを手放したい。
二人は苦しくて、耐えられない。でもひとりは寂しい。
この矛盾と生きている。
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