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読み聞かせした本(25)『さつまいもおくさん』2023年10月
小学校の図書館司書をしています。
図書の時間に読み聞かせをした本や紹介した本について書いています。
読んだ本『さつまいもおくさん』 もとしたいづみ作 市居みか 絵 小学館
選んだ理由
・1・2年生が芋掘りをするのに合わせて読んだ。
・じゃがいも王国で明らかになるさつまいもおくさんの意外な経歴が楽しいから。
・大きなお芋を掘ったよ→たくさん食べたらおならが出たよ、みたいな展開でないものを探していたから。
子どもの反応
・表紙を見せると「さつまいもおくさん」とつぶやき、ふだんあまり使わない「おくさん」という言葉にウケていた。「おくさんだって〜」(プププ)
・「ずずっ、ずっぽっ!」とさつまいもおくさんが抜けるときの擬音が面白いみたいで笑っていた。
・「『さつまいもおくさ〜ん』て言うてみる?」というかわいい反応があった。
読み聞かせた感想
・おくさんの言葉遣い、〜だわ、〜なの、などがテンポよくて読んでいて(聞いていて)楽しくなる。
・昨年も芋掘りの時期に色々な本を見たが、この本は知らなかった。思いがけない展開が次々と出てくるので楽しく読める。
気づき
・絵の中の子どもたちは未就学児?な感じがしたので、小学生に読み聞かせすると幼く感じるかなと心配したが、楽しそうに聞いていた。
・じゃがいも王国の王様がくれようとするご褒美は遠慮するけれど、お友達に配るお土産はちゃっかりもらっているところも『おくさん』って感じで憎めない。
・さつまいもおくさんが自分の家のことを『しっとり しめっていて おちつくわ』と言うところで、土の中だから!とわかった子どもたちがニヤッとしていた。