「ハクメイとミコチ」感想まとめ2024
原作最新12巻→配信で再履修した「ハクメイとミコチ」の感想まとめ2024です。初出はえっくす。
もともとアニメ放映時にたいへん好きになり、放映後に原作漫画を買い集めて読み、BD-BOXが出たので買ってアニメ公式イベントにも参加し、あとは原作が出るたび買って……ということをしていました。今回まとめているのは2024のえっくす分です。
▼ 樫木祐人さんの原作漫画(ハルタコミックス)
▽ ハクメイとミコチ 1
▽ ハクメイとミコチ 2
▽ ハクメイとミコチ 3
▽ ハクメイとミコチ 4
▽ ハクメイとミコチ 5
▽ ハクメイとミコチ 6
▽ ハクメイとミコチ 7
▽ ハクメイとミコチ 8
▽ ハクメイとミコチ 9
▽ ハクメイとミコチ 10
▽ ハクメイとミコチ 11
▽ ハクメイとミコチ 12
▼ アニメ『ハクメイとミコチ』
1
1話「きのうの茜」 2話「舟歌の市場」
〈夕焼けトンビ〉を探しに行く……前に割れたマグカップが「元は来客用」「そろそろ専用のものを」という会話だけで、家主はミコチでハクメイは最近居候になったと判るのが秀逸だと思います。そして緒方恵美さんの〈小骨〉のマスターはいつ観ても素敵。
2024年2月7日
2
3話「ふたりの歌姫」 4話「ガラスの灯」 5話「一服の珈琲」
冒頭でふんわり伝えられた〈付喪神〉の概念が、終盤のコーヒーミルの〈付喪神〉として地に着くかんじ、うまい構成だなと思います。センの研究も含めると、生命とはなんぞや、とも考えたくなるけれど、そこはきっと本質ではないので置いておきます。
2024年2月8日
3
6話「星空とポンカン」 7話「仕事の日」
石貫會で家直しにも加わるハクメイが当たり前になりすぎて、センに家直しを任せるハクメイに素でビックリしてしまったな……笑。大胆に肋骨をあしらった玄関が、ちゃんとEND曲でも反映されているのが地味に好き!笑
2024年2月9日
4
8話「仕事の日2」 9話「ミミズクと昔話」
ハクメイたち〈ちいさなひとたち〉は、哺乳類や爬虫類、昆虫たちとは共通言語をもつけれど、魚類や鳥類とはそれをもたない。1話のカフウが友好的だったから、ここは「やさしい世界」なのかと思ったら、そうではない危険もあると突きつけられるという深み。
いや結果的にオロシも友好的ではあったのだけれど、ただ「共通言語をもたない」だけの存在ではなく、ときには捕食関係にすらなってしまう存在として描くのが、たいへんリアルでフェアだなと感じます。
2024年2月12日
5
10話「組合の現場」 11話「大岩と飼い石」
私は「ナライとカテンのコンビ」という関係も「ナライとハクヨの夫婦」という関係もたいへんに好きなので、修理中も食事中も宴会中もそれぞれに楽しかったです笑。
2024年2月13日
6
12話「卵の美容師」 13話「休みの日」 14話「卵の美容師 別の日」
ゆっるーーーいけどちゃんと美容師なジャダも、イワシとの街歩きも個人的にお気に入りなので満足度が高い回。何気ない会話とおいしいご飯の描写がこの作品の真骨頂だと思っています。
2024年2月14日
7
15話「樹上の梯子」 16話「都会的な生活」 17話「笑顔の写真」
コハルの家具騒動を観て、そして前回のイワシの店選びも思い出して、この世界でも都市空間は基本的に〈ちいさなひとたち〉優位なのだなと改めて気付く。誰もが種族問わず対等のようで、そうではない部分が垣間見えるというか。
一方で、写真家ミミが現像を現像屋に任せているという分業制に妙に心打たれていたりもする。全部ひとりでやる発想はないんだなと。そこの繋がりというか、分け隔てなさはとても好き。
2024年2月15日
8
18話「長い一日」
無法地帯である蜂蜜館の住人たちはどこか可愛い、のに、旋毛丸とヒガキがどえらく渋くていろんな情緒がバグる笑。この話で私は蜂蜜酒を知りました。
2024年2月16日
9
19話「水底のリズム」 20話「凝り性の染め物」
ハクミコの家を直していたときも思ったけれど、センの仕事はいつも音楽とともにあるのがいいなぁと思うし、だからこそ実は歌姫コンジュとの相性がたいへんにいいことが私は好きです。
2024年2月19日
10
21話「竹の湯」 22話「大根とパイプ」
手作り露天風呂に、ハクメイとミコチは当たり前のように一緒に入るんだよなぁと思ったけれど、そもそもコンジュの鍵石けん回では自宅風呂に一緒に入ってたよなぁと思い出して、改めて距離感の近さにおののく。でもそこが好きだよ。
2024年2月20日
11
23話「夜越しの汽車」 24話「雨とテンカラ」
読書するハクメイに釣りをするミコチと、いままで見せたことのない姿を見せるがコンセプトの回なのだろうなと思いつつ。夜汽車で買っていた瓶入りのお茶と、釣り場の椿が個人的に好きです。
2024年2月21日
12
25話「紅髪の記憶」
家を出て外で夜明けを迎えるのは1話と同じだけれど、より強く「ふたりで暮らす家」に帰る描写になっているのがいいなぁとしんみりします。テレビ放映はこれがラストだったから余計に。やっぱりピーナッツがお夜食なのがいいよね笑。
2024年2月22日
OVA
26話「ネジとベッド」 27話「囲炉裏と博打」
ゆるぅいジャダさん大好きなのでシメに出てきてくれてうれしい!笑 シナトと勝負しているハクメイ、に応対するミコチがヨメというより姐さんってかんじで好きです。アンタを信じて好きにさせたげる、だから勝ちなさいよ、という。
2024年2月23日
もう一度映像化してほしい気持ちもあるけれど、それよりは植物園とのコラボなんかをまたしてほしいですね。
渋谷区ふれあい植物園でやったようなやつ。
全国各地でやりましょうよ。