そだてくエッセイ5//少しの変化。それらが積み重なると大きな変化に。
「子どもを変えようとしなくてもいいんだ。と思えたら少し肩の力が抜けました。それによって子どもとの関係が大きく変わったとは感じないけれど、少し変化がありました。もしかしたら子どもが成長したからかもしれないけれど。」
以前、座談会リピーターのお母さんがその後の様子を話してくれました。
お母さん自身がそうことばにできること。それだけでもとても素敵なことだと思いました。
今の大きな変化よりこの先の大きな変化のために
そうなんです。お母さんたちに大きな変化はなくていいと思います。
小さなチャレンジや一歩が積み重なることで、気が付いたらこれだけ動いてる。
そんなイメージでの変化がベスト。
大きな変化をしようと思うとそれだけ大きなエネルギーが必要です。だから、できなかった時の後悔・喪失感・内省もその分大きくなる。できたとしてもエネルギーがいるので継続は難しかったりします。
子どもを変えることは難しい
なにより親は子どもに変化を求めてあの手この手で子どもに関わっていこうとします。自分を大きく変えること以上にエネルギーを必要とするのに。もしかすると変わらないことへの無駄な行いかもしれないのに。
「自分の今可能なだけの歩幅で歩こう。それでいいんだ。」と思えたお母さんは、子どもに大きな変化を期待しない。
今すぐの大きな変化ではなく、今の子どもの少しの変化に気づき「すごいね。」と寄り添えるようになる。
そして、後々気が付いたら大きな変化となった成長を喜べるようになる。
そんな感じでいいのかな。
お母さんも子どもも小さな変化からでいいんだよね。
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