非ジャニオタの私がジャニオタについて思うこと

ジャニーズのオタクなんてあまりにも数が多すぎて、ひとくくりにすること自体ナンセンスだと思う。全世界のジャニオタひとりひとりを好きになれるかと聞かれれば、それは不可能だ。でも、その母数の多さゆえにジャンル外にいる私にも届くのだ、ジャニオタの声が。どのジャンルでも楽しそうにしているオタクはだいたい好きだが、自分のいるジャンル以外で最も身近な存在はジャニオタである。

私の観測範囲内(？)のジャニオタは、①家族②リア友③職場の人④フォロワー⑤フォロワーのRTで回ってくるツイートやブログの書き手、だいたいこの5種である。

①②③(家族、リア友、職場の人)については、当然オタクとは関係なく出会った人達だが、それでもこれだけジャニオタがいる事実がすごい。私自身はジャニーズを応援しているわけでもないのに、周りにジャニオタが多すぎるせいでライブ映像を数えきれないほど観た(観せられた)。私はそれぞれと関わりがあるものの、彼女たちは別のコミュニティに属しているため、彼女たち同士の面識はない。

もちろん追いかけているグループや担当(うっかり「推し」と書きそうになった。ジャニーズでは「担当」とか「自担」って言うんだよね)はバラバラだが、ひとつの事務所が輩出するアイドルのファンが全国にこれだけの数いることがおそろしい。

聞くところによると嵐のファンクラブ会員数は200万人をゆうに超えるそうだ。家族の名義を借りてひとりで複数入っている人も中にはいるだろうが、200万は個人の努力でどうにかなる数字ではない。嵐のファンクラブの会員だけで政令指定都市が作れてしまう。途方もないアイドルグループだなと思う。(※政令指定都市……人口100万人以上の大都市。横浜市や大阪市など)

④(フォロワー)はオタク経由で出会った人達だ。私と共通の趣味もあり、一方でジャニオタも兼任しているフォロワーや、繋がった時は違うジャンルのオタクだったがのちにジャニオタに目覚めたフォロワーなどがいる。後者については、ジャンルが変わっても垢移動しないでくれて良かったなと思っている。ジャンルは違えど楽しそうにしているオタクが好きだ。

⑤(フォロワーのRTで知る人)に関しては、才能溢れるオタクばかりで驚いてしまう。RTは「フォロワーにも見てほしい」とか「またすぐ見返せるように」とか、特に強く印象に残るツイートに対しての行為であることが多い。そのため、あまたいるジャニオタの中の「すげえオタク」がドンドコТLに流れてくる。

どのジャンルにも「絵の上手い人」「耳コピ・アレンジ・演奏ができる人」「詳細なレポを即座にあげてくれる人」「高い文章力で推しについて語る人」はいるが、ジャンルの流行りに左右されず常に賑わっているのがジャニーズの強みだと思う。

いつまでも永遠に旬ジャンルのごとく栄えている。というか「旬」という概念すらなさそう。彼らの長いアイドル人生、連日のメディア露出などえげつないほどの供給、全国各地に散らばる幅広い年代のオタク。改めて書き出すととんでもないな。

これはデビューしたジャニーズを想定して書いているので、もしかしたら無所属のジュニアを応援している人には当てはまらないかもしれませんが……。(すみません)

なんでこんなnoteを書いているのかと言うと、先日までサマパラなる配信ライブが開催されていたらしく、リアルでもТLでもオタクたちが大騒ぎする声がいくつも耳に飛び込んできて改めて「私の周り(だけではなく全国的に)、ジャニオタが多いな……」と自覚したのと、やっぱハッピーなオタクっていいよね♪と思ったからである。

コロナがエンタメ業界に大打撃を与えている昨今、一体どれだけの現場がなくなってしまったんだろう。そんな今だからこそ、楽しそうなオタクがより刺さる。

特に文章を読むのが好きなので、これまでにジャニオタのブログは何度も読ませてもらった。ジャニオタではないのに。RTで回ってくるはてなブログ、文章上手い人が多すぎてびっくりする。こんな私なんて読者ターゲットですらないだろうけど、今まで読んだたくさんのブログの筆者にありがとうと言いたい。面白かったです。

早くコロナが終息して、どのジャンルのオタクも心からオタ活できますように！