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×数字 ◎人間

感染者二桁に減り良いほうのニュースにカウントされる人たち 俵万智この短歌を読んでハッとさせられた。 コロナが流行り始めた頃は、数人の感染者でもたいそう恐ろしく思えたのに、爆発的に流行してその数字が増えれば増えるほど実感が持てず、増えたり減ったりするその数字をぼんやり眺めていた。いま第何波だっけ。緊急事態宣言とかまんぼうとか、何が何だか。非日常はものすごい勢いで日常になってしまった。だからこの短歌にあるように、感染者数がぐっと減った時には「良かったねー」とのんきに思っていた。

    • 愚かしく残酷なコミュニティ・禪院家について

      ※原作17巻までのネタバレをガッツリ含みます。 ※ファンブック未読なので、公式設定を無視している記述があるかもしれません。 ※また、怒りで冷静な判断ができていない可能性も高いです。 □□□□□□□□□□□□□□□□ 呪術廻戦17巻を読んだ。 既に週刊少年ジャンプで数ヶ月前に読んでいたのだが、ある程度のまとまりを一気に読むと、しんどさがより濃縮される気がする。 さて、今回は禪院家について感じたこと、考えたことを書いていこう。 禪院家。「御三家」の一角でエリート術師の家

      • 想像力の欠如した「偉い人」が多すぎる

        「バスに乗っているところを想像してください」そう言われたら、ステップを上がってSuicaをタッチして、空いている席を見つけて腰掛け、バスに揺られながら流れる景色を見るところまで鮮明に想像できる人は大勢いるでしょう。 では、「ヘリコプターに乗っているところを想像してください」と言われたとして、具体的に想像できる人は何人いるでしょうか。きっとほとんどいないと思います。なぜならヘリコプターに乗ったことのある人はとても少ないからです。 想像力に必要なのは、経験と知識実際に経験した

        • 宝くじ当たらないかな〜

          もう進撃のことしか考えたくない。(訳:今日は進撃のアニメを見ました。) https://twitter.com/mottomo_ookii/status/1371040864764448772?s=21 マイナビで土日の完全週休二日制・年間休日120日以上・有給が取りやすい仕事、で検索したらIT系が結構引っかかって(IT系の企業数自体多いのもあるだろうけど)、何社かエントリーしたものの今になって絶対自分には向いてないだろ……と今更弱気になってエントリーを取り消そうか悩んで

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          2.43が好きだ

          アニメ『2.43 清陰高校男子バレー部』を毎週楽しく観ている。いや、楽しくというと語弊があるかもしれない。まだ2話までしか放送されていないのだが、この作品、序盤はわりとしんどい。 私は高校時代、原作の小説に出会い、即座にどハマりした。壁井ユカコ先生はとても描写の丁寧な作家さんで、繊細で不安定な青春時代をしっかり紡いでいた。だから正直なところ、強く印象に残っているのは、試合内容よりもコートの外での出来事のほうだったりする。 ところで現在の日本で「バレーボールを題材にした作品

          2.43が好きだ

          迅のこと、知りたかった

          ※特撮オタクではないので、過去の他作品との比較は出来ませんし、制作陣についてもまったく知りません。ご承知おきください。 ゼロワンは、私が初めて観た仮面ライダーだった。 フォロワーに勧められて見てみたら、第1話で一気に引き込まれた。 仕事のこと、AIのこと……。これからの未来を担う子どもたちはもちろんのこと、大人にとっても有益なテーマだと思った。仮面ライダーは教育番組ではないので何かを説く必要は無いのだけれど、私はそこが気に入った。 もちろんエンタメとしてもおもしろかっ

          迅のこと、知りたかった

          8月23日に何思う

          今日は、テニスの王子様を好きになってから2度目の8月23日。 去年の8月23日は何をしてたっけ。 カメラロールをさかのぼると、某若手俳優の番組出演の告知のスクショがあった。 そうだ、去年の8月23日、嬉しい告知にびっくりしていたら電車を2回乗り間違えたんだ。愚かなり私。 この1年で何もかもすっかり変わってしまった。 去年は毎日のように電車に乗っていたのに、ここ最近はもう数える程しか乗っていない。今の私にとって「電車に乗車すること」は、日常ではなくイベントのような扱い

          8月23日に何思う

          非ジャニオタの私がジャニオタについて思うこと

          ジャニーズのオタクなんてあまりにも数が多すぎて、ひとくくりにすること自体ナンセンスだと思う。全世界のジャニオタひとりひとりを好きになれるかと聞かれれば、それは不可能だ。でも、その母数の多さゆえにジャンル外にいる私にも届くのだ、ジャニオタの声が。どのジャンルでも楽しそうにしているオタクはだいたい好きだが、自分のいるジャンル以外で最も身近な存在はジャニオタである。 私の観測範囲内(?)のジャニオタは、①家族②リア友③職場の人④フォロワー⑤フォロワーのRTで回ってくるツイートやブ

          非ジャニオタの私がジャニオタについて思うこと

          うつけ坂49から見るアイドルの変遷

          私は戦国鍋TV発のアイドルグループAKR四十七の「討ちたいんだ♡」が大好きだ。 どこかで聞いたことがあるような、明るくキラキラしたメロディ。それに似つかわしくない殺伐とした歌詞。それを笑顔で歌い、絶妙にダサいダンスと共に披露するアイドルたち。 私はこういうパロディに弱い。やってることは可愛いのに、歌詞だけ可愛くない。それがおもしろい。 パロディは、模倣した元の素材がわかっている方が楽しめるから、広く知られている方がいい。だから、当時社会現象と言えるほど大ブームだったAK

          うつけ坂49から見るアイドルの変遷

          情報過多な時代に必要なのは猫の癒し

          情報の洪水とでも言うのだろうか、私たちは意識せずとも日々様々な情報に触れて生きている。 別に見たくもない情報を見ることだって山ほどある。ツイッターなんかはモロにそれだ。私はツイッターが大好きで息をするようにツイートをするツイッタラーだが、ツイッターのアップデートでいちばん「改悪」だと思ったのは検索画面にニュースが出るようになったことだ。芸能人の不倫とかマジでどうでもいい。常に子猫の動画でも流してくれたらいいのに。何より、最近「コロナ疲れ」するからという理由でニュース番組を避

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