Photo by jasu 落語のキヲク20191021〜20191028 4 こも 2019年11月4日 19:34 今週のお気に入りは古今亭志ん生の「風呂敷」。夫の留守中に若い男を家に入れた妻が、夫の不意の帰宅に慌てながらも、うまく若い男を家の外に逃す話。夫は騙されたのに気づかない。嘘はつくのもつかれるのもの嫌いなのだけど、もし私に嘘をつくなら徹底してばれないように苦心してほしい。嘘を現実にするのは手間がかかる。その手間をかけられないくらいなら、嘘なんかつかずに辛い現実を見せてくれ。20191021風呂敷古今亭志ん生夫の留守中、家に若い男をあげた妻が長屋の頭に助けを求める話。どうせ騙されてるなら、最後まで騙されたと気づかせないでほしい。詰めの甘さは優しさの欠如だし、その程度なら真実を教えてくれ。https://t.co/DhmTgzygtv— 小森由美子(こも) (@mottocomo) October 20, 2019 20191022甲府い古今亭志ん朝盗みがきっかけで豆腐屋に奉公することになった男の話。人の縁はどんなふうに繋がっているか分からないから、どんな出会いも大切にしたい。https://t.co/reglVpBrKe— 小森由美子(こも) (@mottocomo) October 22, 2019 20191023佃祭古今亭志ん朝昔命を助けた女に再会したことで命拾いをする男の話。いいことでも悪いことでも、何か出来事には理由があるという因果応報の考えを否定するわけではないけど、なんでも過去のせいにできるから、思考力や発想力をにぶらせる。https://t.co/cOwGZ1SkVR— 小森由美子(こも) (@mottocomo) October 23, 2019 20191024禁酒番屋柳家小さん城内で禁じられた酒を侍に届ける酒屋と禁酒番屋の滑稽話。アイデアとは欲求から生まれるもの。達成のハードルが高くても、欲求が強ければなんとしてもハードルを越えようとして頭を捻る。欲求とは発想力のエンジン。https://t.co/NzeFsvgEyU— 小森由美子(こも) (@mottocomo) October 23, 2019 20191025夢の酒桂文楽夢の中で人妻と酒を交わしたことを妻に咎められる男の話。現実で起こった不幸を「夢ならよかった」とか、現実で起こった幸福を「夢なら覚めないで」とか、夢と現実の境は曖昧だ。https://t.co/dBA6Cghfwu— 小森由美子(こも) (@mottocomo) October 24, 2019 20191027一人酒盛り桂米朝客に酒をすすめるフリをして自分ばかり飲むケチな男の話。ギブアンドテイクって難しい。何かを提供しなければいけない、という気持ちは執着心を生み出すし、もらってばかりだと息苦しい。https://t.co/SYlLQwokxv— 小森由美子(こも) (@mottocomo) October 27, 2019 20191027盃の殿様三遊亭圓生花魁に熱を上げた殿様が、花魁と盃を交わすために飛脚を使って杯をやり取りする話。身分や距離によって行手を遮られると、余計に盛り上がる心理に名前はあるのかな。https://t.co/wSl1zo9fzu— 小森由美子(こも) (@mottocomo) October 28, 2019 #エッセイ #コラム #落語 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #エッセイ #コラム #落語 4