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セリエーション

編年構築の限界

類似性と差異による型式組列では型式変化や各型式間の変遷が量的に捉えられない。アメリカで主流であった頻度セリエーションはこの点を克服する方法論であり、日本では、ジェームズ・ディーツ『考古学への招待』で広く紹介された。

方法

横軸に型式、縦軸に年代(10年ごとなど)を示した図で、それぞれの年代で用いられた型式を当てはめていき、横軸は年代毎の資料を100%とした場合の各型式の割合を示すことで、時間的な使用頻度の推移が分かるというものである。ある形式はどの時期にどのぐらいの割合で存在しているのかなど、一目でその推移が量的に把握できる画期的な方法で近世墓跡研究でいち早く実践されている。

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・石神裕之2002「近世庚申塔にみる流行型式の普及ー江戸周辺における物質文化交流の復元への試み」『歴史地理学』44-4:1-22

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