果樹園のフードロスを削減するMOTTAIプロジェクトとは
こんちには!
福島学院大学の学生有志で活動しているMOTTAI(モッタイ)プロジェクトです。この記事では、「MOTTAIプロジェクトって何なの?」を解説しています。
圃場には、出荷されずに廃棄されている作物がたくさん
福島県の北部(県北地域)は農業が盛んなエリア。
特に果物の生産が有名で、さくらんぼ→桃→ぶどう→梨→リンゴと、ほぼ1年を通して多様な品種が生産される「くだもの王国」として知られています。
畑には、出荷されずに廃棄される作物がたくさんあるんです。
例えば「桃」は、まだ硬いうちに収穫して出荷します。選果→箱詰め→輸送されている過程で果実が柔らかくなって、スーパーに並ぶ頃に食べ頃になります。
逆に、樹上で完熟して柔らかくなってしまった桃は出荷できず、商品価値が付かなくなってしまうそうなんです。本当は一番甘い、樹上で完熟した桃は、ほとんどの農園で収穫されずに廃棄されたり、加工用として非常に安価な値段で取引されているそうです。
この他にも、桃の表面に斑点状の傷がつく「穿孔病」の被害に遭った桃や、春先の雹被害で傷がついた桃など、「皮を剥けば美味しく食べられる桃」に商品価値がつかなくなってしまいます。
廃棄される作物を収集し、ジェラートにするプロジェクト
畑で廃棄されてしまう作物を収集し、一次加工(皮剥きと急速冷凍)して貯蔵し、ジェラートに加工して販売するのが「MOTTAIプロジェクト」です。
MOTTAIプロジェクトは、4者によるコラボで実現しました
作物の収穫を、福島県伊達市で活動するNPO法人「絆だて」が担当。
集めてきた農作物の一次加工は、株式会社ももがあるが担当。
ジェラートの企画・製造は、有限会社野田鉄工が担当。
プロジェクト全体のプロデュースを、福島学院大学が担当。
それぞれに得意分野を担当することで、フレッシュで美味しいジェラートブランド「MOTTAI」が完成しました。
最後までお読み頂きありがとうございました!
引き続きMOTTAIプロジェクトの情報をお届けします。
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