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(7/5 18:00分)「米国株休場でも上昇」引け後情報

米国株休場でも上昇

前日はアメリカ市場は休場でしたが、動いている米国株先物をみると、今日の日本市場の開始頃には上昇しており、それも安心感につながったのか、本日の日経平均株価やTOPIX、マザーズ指数はそれぞれ上昇しました。
ともに上昇してスタートしていた上海総合指数や香港ハンセンなどが日本の昼休み中にマイナスに転じると、日本も後場では日経平均とTOPIXは昨日の終値近辺まで上げ幅を縮める場面がありましたが、結局マイナスに転じる手前で踏みとどまった後、大引けにむけて再び上げ幅を広げ、結局TOPIXは0.5%の上昇、日経平均は1.03%の上昇となりました。
昨日は日経平均株価よりもTOPIXの上昇の方が大きかったのに対し、今日は逆に日経平均株価の上昇の方が上昇率としては高く、またややグロース優位な動きをしている面もあり、マザーズ指数に関しては日経平均やTOPIXが後場に安値をつける動きをしていたのとは違って高い上昇率を維持したままの動きとなっていました。
ただ売買代金をみてみると、東証プライムの売買代金は2.4兆円程で、今日もあまり多くない状況が続いています。

直近のイベント

今一度ここで7月のイベントを整理しておきたいと思います。
まず今週に関しては明日公表される先月分のFOMCの議事要旨の中身が気になりますし、週末にはアメリカの雇用統計があります。
雇用統計に関しては先月は金曜日の労働省の発表する雇用統計に先駆けて発表されるADP雇用統計が発表された日では米国株は上昇したものの、その後の労働省の発表のものを受けては下落するという形で反応にギャップがあったのが印象的でした。

日本では週末に参院選の投開票日が日曜日にあります。
こちらに関しては、選挙後の動きというのはかなり読みにくいように思えます。気になる点としては現政権に関し、良く言えば臨機応変、悪く言えば一貫性がないという大きな特徴がここまでありましたが、選挙が終わった後も同じスタンスで行くのか、それとも一通りの大きな選挙を終えたタイミングで変わるのかという点は非常に気になるところです。

来週に関しては水曜日の夜に米6月のCPIの発表があります。これに関しては先月発表された5月CPIで物価上昇が想像より上振れたことに対する大きなショックが広がり、株価が一気に下落する反応になったことは記憶に新しいところです。先週末にはアメリカの長期金利がやや下落し、2年利回りや10年利回りは3.00%を割り込んだ動きをしているなど、利上げと景気後退懸念との間で揺れ動いているような展開が続いていますので、今月のFOMCに向けてやはり今回のCPIも要注目となりそうです。同じ日にベージュブックの公表もあり、こちらでは景況感を見る形になります。

そしてその翌週に日銀政策決定会合があり、そこでは為替の動きに注目が集まるほか、さらに翌週になるとFOMCがあるというのが今後の大雑把な流れとなります。

明日の注目ポイント

今晩は連休明けの米国株市場の動きをチェックすることになります。
特に注目しているのは半導体関連の動きです。先週はいくつか材料があったため、フィラデルフィア半導体指数は5日間すべて下落し週間で10%弱下落するなど大きな動きをみせていました
先週末がその中でも一番大きく動き、NASDAQの動きに逆行する形で大きく下落していたので、その後の動きとなる今晩の動きもチェックしておきたいと思います。

指数・今後の重要イベント

7/5 終値
日経平均株価:26423.47 (+1.03%)
TOPIX:1879.12 (+0.50%)
マザーズ:666.69 (+1.92%)
スタンダード市場TOP20:922.16 (+0.46%)
グロース市場Core:775.02 (+2.95%)

イベント
7/7   (木):TOPIX浮動株比率の定期見直し公表日(実施日は7月最終営業日)
7/8   (金):米6月雇用統計
7/10 (日):参議院選挙 投開票日(6月22日公示)
7/13 (水):米6月CPI(消費者物価指数)
7/15 (金):米6月小売売上高
7/18 (月):海の日 日本休場
7/20 (木):日銀金融政策決定会合(~7/21 21日に黒田会見予定)
7/21 (金):ECB理事会
7/26 (火):FOMC(~7/27 日本時間28日早朝にパウエル議長会見予定)
7/27 (水):配当・株主優待 権利付き最終日

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