(8/9 18:00分)「2社に押し下げられた日経平均」引け後情報
2社に押し下げられた日経平均
本日の日経平均株価とTOPIXは寄り付き直後は前日終値よりわずかに高い値段をつけ高値にした後は、そこから下落していく形となりました。午後に関しては動きがあまりなく、日経平均株価の大引けは28000円をやや下回る27999.96円で終えました。249円安だった中で230円程は決算を受けて大幅安となった東京エレクトロンとソフトバンクグループが押し下げた形となり、この2社を除けば米国株同様に横ばい感があり、午後の値動きの小ささからも明日の夜のCPIを気にした動きにみえました。
マザーズ指数に関しては逆に朝の寄り付き後は前日終値をわずかに下回る値段を安値にしてそこから上昇し、同じく午後はあまり動きは無かったものの1.41%の上昇と大きく上昇しました。
前回と前々回のCPIを振り返る
CPIについて前々回(6月発表)の時のnoteと前回(7月発表)の時のnoteをみて少し振り返ってみました。ともに高い数字が出たにも関わらず、その後数週間の動きを含めてみてみると反応は大きく違いますが、その理由として挙げられそうなのは数値への期待度だったように思えます。
6月発表時では市場ではインフレのピークアウトを期待する声が広がっており、それに対して依然として大きい数値が出てしまった一方で、7月発表時では大統領報道官の方から高い数字が出ることが予告されるという出来事すらあったように、低い数字が出ることへの期待感は無かった状態でした。今回に関しても市場予想から期待度を考えつつ、結果や反応を考えながら明日の夜を迎えたいところです。
明日の注目ポイント
やはり何より明日の夜の米7月CPIが注目されると思いますが、その前に朝発表される中国のCPIとPPI、それに伴う中国市場などもみておきたいところです。また明後日は日本市場は休場となるため、それも加味しながら過ごしたいですね。
指数・今後の重要イベント
8/9 終値
日経平均株価:27999.96 (-0.88%)
TOPIX:1937.02 (-0.74%)
マザーズ:730.60 (+1.41%)
スタンダード市場TOP20:957.05 (-0.10%)
グロース市場Core:898.14 (+2.09%)
イベント
8/10 (水):米7月消費者物価指数
8/11 (木):山の日 日本休場
8/12 (金):米8月ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値
8/17 (水):米7月小売売上高
8/17 (水):FOMC議事要旨公表
8/25 (木):ジャクソンホール会議(~8/27)
8/26 (金):米7月個人所得・個人支出・PCEデフレーター
8/29 (月):配当・株主優待 権利付き最終日