妊活→不妊治療のスタート
自己否定が強いまま、そして自分の生育環境のひどさを思い知ったまま、私は妊活を始めました。
妊娠可能性の診断をしたくて、当時住んでいた都市で最も実績のあるレディースクリニックを受診。
初診で1時間待ちでした。そして待合室の混雑ぶりを見て、さすが有名クリニックだなぁと感じたのですが…
院内の医師・看護師の応対の粗野なこと!
診察室前の順番待ち用のイスに座っていると、診察室の医師の声が丸聞こえなのです。
医師の怒鳴り声・泣きわめく患者の声。「え?」と思いました。
どの診察室からも、医師の声が廊下まで聞こえてきます。
私はここのクリニックで「女性ホルモンの数値が男性の中にある女性ホルモンの平均値よりも低い。年齢的なことを考えても、あなたはまず無理。本気で妊娠したければ、相当な覚悟をもって臨んでください。どうしますか?」
と言われました。
「あなたはまず無理」…こんなことを言われるとは。
39歳の冬でした。
「内診」という検査の結果、子宮内ポリープが見つかったので、掻把(そうは)手術を受けることに。
子宮内の状態を整えて、少しでも着床しやすく妊娠可能性を高めるために必要な措置だということで。
麻酔が切れた後、気を失うほど痛かったです。
「ものすごく痛いんですが、どうしたらいいでしょうか」とナースコールをしたら「これくらいのことで」と薄笑いされながら、痛み止めを渡されました。
このクリニック、こっちこそ「無理!」と思いました。