繊細さんの本
皆さんこんばんは。motsuです。
今回は「繊細さんの本」という本(著者:武田友紀さん)の紹介記事です。
ストレス社会と呼ばれる日本でストレス耐性が強く求められています。
「今の若い世代はメンタルが弱い」この一言で片づけられてしまうことも多々あると思います。
しかし安心してください、繊細な人はメンタルが弱いのではなく、センサーが優れているだけなのです。
この本を読んだことで、繊細な自分と他人で感じ方が全く違う事を学ぶことができとても気が楽になりました。
優れたセンサーを持っていることを長所として生きていくために少しでも役に立てればと思います。
他人の感情に気が付いてしまった時は…
繊細さんは、非常に鋭いセンサーを持っています、そのため、他人の感情に気が付きやすいです。
朝会社に出社したら上司の機嫌が悪く、相談を後回しに、なんてことはないですか?
もしくわ、他人が辛そうになっているのを察知して、仕事のお手伝いをして疲れてしまう。
しかし、他人の感情のままに過ごしてしまうとかなり心に疲れがたまってしまいます。
「他人の感情に気が付くのはOK、その感情を対応するか、しないかは自分自分で考える」
このように考えてみてください!
時には、相手の感情を察知しても自分の仕事や、人生を優先していいんです。
何を優先するかを選択することができることを忘れないようにしましょう。
自分の意見を育てる
繊細さんは、自分の意見を言うのが苦手な人が多いです。
中には、自分がどうしたいのか分からないという方がいます。
これは自分の意見がないのではなく、あまりに周囲の情報が多く感じ取れるので、雑念が多く、自分の気持ちが分からないという事です。
しかし、自分の意見を述べることが、繊細さんが幸せに生きるための条件です。
かなり意識的に自分の意見を育てる必要があります。
落ち着ける場所で、自分の心に聴いてみてください。
「私は今どうしたいの?何が苦しいの?」
そうすれば自分の意見が生まれ自分の芯が太く強くなっていきます。
ここで、1つテクニックです。
自分の意見を考えるコツとして、心の中で、自分が幼かったころを思い浮かべ、
「いま、無理してない?」「仕事を辞めたほうがいいと思う?」など聞いてみてください。
素直な自分が出てきます。
嫌いだと素直に言っていい
私もそうでしたが、繊細さんの中には、「嫌い」という自分の感情を封印している人がいます。
「嫌い」を自分の心にうそをついて隠すことは、不健康です。
嫌いを隠したいがゆえに取り繕うことで、更に嫌いなことを押し付けられたり、嫌いな人に好かれたりすることがあります。
自分の心に素直に、嫌いなものは嫌いと思っていいんです。
それも自分の感情なので大切にしましょう。
素の自分を出せば出すほど、人間関係が入れ替わり、繊細さんが持つ「鋭いセンサー」だけでなく、自分の芯の部分を好きになってくれる人が周りに溢れていきます。
配慮がない=意地悪というわけではない
突然ですが、私が就活をした時に父にどんな職業が良いのか相談をしたことがあります。
まず、初めに、父の職業である、警察官はどうかと私が訪ねました。
すると、「警察官は夜も土日も関係なく肉体的に大変だ。そもそも度胸のないお前にできる仕事ではない」と言われました。
次に、人の相談を聴くのが得意なのでカウンセラーになりたいと言いました。
それに対して、「カウンセラーになって稼いでいけるのか?大体心理学部でもないお前になれない」と言われました。
営業マンになることもかなり反対されました。
繊細さんと、そうでない人とではコミュニケーションの深さが異なります。
優劣があるわけではなく、あるのは個性だけです。
私は、当時なぜこんなに父は意地悪を言うのかを強く反感していました。
しかし、父は繊細さんではないので、どんな言い方をすれば私が傷つき反感するのかが分からないのです。
ですから、自分は繊細なほうだなと思っている人はその感覚が誰にでもあると思わばいでください。
本当に感覚がないので、分からないのです。
ここで、改めて私の父の言っていたことは意地悪だったのでしょうか?
多少言い方にトゲがあったとしても、父にとっては、大切な息子の就職先を決めるとなって真剣に考えた結果、自分の経験をもとに意見を言ってくれたにすぎません。
そのようにとらえられるようになりました。
繊細な方も自分の感覚は全員が持っているわけではないと自覚しましょう。
人間関係がかなり楽になります。
繰り返しになりますが、繊細さんにとって自分の意見を育て想いを周囲に伝えるという事はとても大切です。
大切な自分の「鋭いセンサー」を活かしつつ自分の意見をしっかりと育て周囲に伝えていきましょう。
この本は私にとってかなり共感が多かったです。
私は繊細さんという方ぜひ、チェックしてみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?