『善は急げ』と『急がば回れ』
何かをするとき、例えば決断するときには、
早い方がいいと思います。
そうは言っても、2つの諺があります。
『善は急げ』と『急がば回れ』です。
これは、たぶんタイミングのことだと僕は思いました。
何かをしたり決めたりするときは、
タイミングが重要だということです。
例えば、サザエさんでカツオが盆栽を割ってしまいます。
『すぐに謝る』ことが良いとは思いますが、
カツオだったら波平の機嫌が良いときに言うでしょう。
テストで良い点取ったときに、さらっと言えば、
お互いがあまりイライラせずに済むのです(笑)
自分のタイミングというものがあります。
早くやれば良い結果が出るとは限りません。
例えば、ある目的地に行くときに、
1番早い電車を使うか否か。
何となく直感で、次の電車に乗ったときに、
早い電車に乗っていなかったら
起こらなかったであろうことが起こることがあります。
逆もあります。
これは、その人の運の良さだと思います。
たまたま、電車に乗り遅れて次の電車に乗ったら、
長いこと会っていなかった友人に会った、などのことです。
人はみんな考えて判断や選択をやっています。
おそらく、赤ちゃんも無意識にやっていると思います。
『何でそんな決断するの?』と言われる決断は、
本人は相当考えて下した決断なのです。
子どもがいきなり『○○をしたい!』と言ったときは、
決断し腹をくくっています。
そこで大人は、それをやると起こるネガティブなことを言います。
やったことがあることならば説得力がありますが、
それをやったことがなくても、想像で言うのでは説得力はありません。
子どもがわかっているありきたりなことを言われるのは、
相当なストレスになります。
人がすごくストレスを感じることは、
『やろうと思っていたときに、「早くやれ!」と命令されるとき』と
『1番気にしていることを言われるとき(自分でもわかっていることを言われるとき)』
だと思います。
子どもが『勉強しよう』と思った瞬間、
親に『早く勉強しなさい』 と言われるのはよくあることです。
子どもに『挨拶をしなさい』という時は、
親が挨拶しているのを見せているか、
『挨拶をするとどうなるか』ということを教える必要があると思います。
または、あるとき周りの人や本から学ぶか、
自分自身で考えてその意味を知るか。
命令されて、それをしたとしても、
そこには『なぜするか』ということを 飛び越えてしまいますし、
考える必要がなくなるのです。
◆命令したいとき、言い方を考えよう。
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