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2022.01.26 映画の音楽

明日は映画の音楽打ち合わせ。
の予定でしたが、発熱者が出たので延期になりました。

今回の映画は、初めての作曲家の方とのお仕事で
そして、かなり大御所のお方なので緊張しています。
それでもやっぱり楽しみで、イメージをお伝えできるようにと
今日は準備していたのです。

延期にはなりましたが、打ち合わせ前に、音楽イメージとして、
色々と音楽を検索。
好きな映画のサントラ、そして過去の短編映画の音楽を
全部聞き直しました。
自分の作った短編映画を見直す機会なんて、あんまりないのですが、
見ているうちに、知らず知らずのうちに涙が流れて、ボロボロと、
号泣レベルまで泣いてしまいました。
ウケますね。

作った当時は「あーすればよかった」「こーすればよかった」などの
不満や力不足などを感じながら作っていましたが、いま見返すと、
なんか不思議と、そこには「自分の時間」が存在していました。
空気感とか時間とか間とか、ちゃんとありました。
「あの作品は周りに評価が低かったな」という映画を見ても、
ちゃんとありました。
「なんだ、良い映画じゃん」って思っちゃいました。
自分で言うなって言われそうですが。
でもですね「わたしって良い映画を作れるんだなぁ」と思えた一日でした
勘違い野郎で申し訳ございません。

そんな過去の短編映画の音楽を作曲したのは渡邊崇さんです。
制作当時もシビレてましたが、再度聞くと、
ここまでも深く考えて作っていたんだ、と改めて感謝でしかありません。
主人公の揺れ動く感情が表現されていて「そうそうそうそう!」と
涙が止まりません。
映画音楽って、画の雰囲気とか、物語の構成とかで
付けることもあると思いますが、
主人公の心情に寄り添って付けているところが
渡邊崇ワールドなのでしょう。
主人公が悲しいからといって悲しい音楽、
怒っているからといって激しい音楽、ではないんです。
人間の感情って複雑です。(←簡単に言うな)
その複雑な心の動きを匠に表現しています。
愛すべき作曲家です。
私の映画を素晴らしいものにレベルアップしてくれます。

何十年後かにまた自分の作品を見て、泣ける日がくることを想像して、
日々を精進していきます。


『生物誕生以来、地球上の食べ物が無くならないことも凄いけど、
 地球上がウンコまみれにならないってことも凄い』

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