メモの奥深くに
スマホのメモアプリ。
そこには思いついたことを打ち込まれた言葉たちが並んでいます。
それを見返すか、といったらほとんど見返しません。
溜まる一方で、何を書いたのかも忘れてしまっているほどです。
放置された言葉たちは、読まずに積み上げられた本みたいに埃をかぶっています。
最近、新しい映画の企画を始めました。
まずはその言葉たちを整理してみようと思い、始めました。
一番古いメモは2012年で、おそらくスマホを初めて買った年です。
その数は1200あまり。
アナログ作業の年代らしく、頭から順にフォルダ分けをしていくことしか思いつきません。
地道だなぁ。
しかも、なんとまぁくだらないメモの多い事でしょう。
くだらない内容としては、
「寒くてツンポコがメダカみたいになってら」
とか
「褒められて伸びるタイプです。だからツンポコをいつも褒めてます。」
とか
中学生の落書きみたいです。
オヤジになっても下ネタなんですね。
その反面、真面目なメモもあります。
「手塚治虫さんが60、美空ひばりさんが52、向田邦子さんが51。やることとっとやらないとお前も死ぬぞ。」
とか、怠けている自分の心に喝を入れる言葉もあったりします。
そして、探し求めているのは、物語の断片のメモなんです。
そんなメモの破片を集めて、映画の企画をしてみようかなと、思います。
「キャッチコピーを集めると、ボディコピーになるんだよ」
そう先輩に教わったことがあります。
なので、企画の断片を集めて、映画の企画の骨組みを企んでいるわけです
始めて一週間で、まだまだ途中ですが、
過去の自分が何を考えていたのか、
その時にしか頭に浮かんでこない言葉、
と思って読んでいると、なんだかとても楽しいのです。
長編映画、と思ってやっていたのですが、
今の自分にとてもしっくりくるメモがあり、勢いで短編映画のシナリオを書くことができました。
こちら。
内容は、ここでは内緒です。
年内に作れたらいいなぁと思ってますが、、、予算の確保が厳しそうです。
いま長編の仕上げで、生活もカツカツなので。
でも、久しぶりにしっくりくるシナリオが書けたので、とてもワクワクしています。
プリントアウトして持ち歩いて、合う仲間たちに見せまくろうと思っています。
さて、明日の創作時間もメモの整理を続けて、長編の企画が出来たらいいなぁと、続けてみたいと思います。