2022.03.28 音楽の目覚め
昨日、Ms.OOJAさんの10周年武道館ライブに行ってきました。
OOJAさんとの出会いは「くもり ときどき 晴れ」という映画を作った時に
エンディングソングを作っていただいたことです。
それからCDも買うようになり、
プロデューサーさんからライブのお誘いをいただくこともあり
隠れファン、といいますか、好きなのです。
本当に歌声が美しくて、聴き入っちゃうんですね。
武道館でライブを見ていると、ふと考えたのです。
「わたしの音楽の目覚めってなんだろう?」って。
誰も興味無いと思いますが、書いちゃいます。
それは、忘れもしません。
小学校6年生の時の話です。
ある夜、テレビのロードショーで映画「バカヤロー」が放映されていました。
そのエンディングに流れ出した音楽があります。
その曲を聞いて瞬間に立ち上がりテレビの前へ行って
「かっここここいいいいい!」となりました。
誰が歌ってるんだ???
エンドロールをジッと見つめて、タイトルが出るのを待ちます。
当時はブラウン管ですので、エンドロールのテロップなんて潰れてロクに読めません。
でもそこに書かれていた曲名とアーティストを覚えて、急いでメモを取ったのでした。
翌日、学校が終わり、メモを持ってCD屋へ。
でもそれらしき名前が見つかりません。
なので、ビデオのレンタル屋へ行き「バカヤロー」のパッケージを見て確認。
メモをした名前は間違っていたのでした。
メモを修正して、再度CD屋へ。
見つけました!
そのアーティストの棚にあるCDを端っこから1枚づつ見て曲名を探します
それは、RCサクセション「サン・トワ・マミー」
「COVERS」というアルバムに入っていました。
しかし小学6年生の自分はCDプレーヤーなどありません。
だからCDを買っても聞けません。
高校生の兄貴にお願いしてテープにダビングしてもらわないといけないのです。
だったら、とCDは買わずにレンタル屋へいき、CDをレンタルしました。
そして兄貴の部屋にいってダビングをお願いしました。
「なんだよお前、RCなんて好きなのかよ」
「RC?へ〜RCって呼ばれてるんだ」
ダビングしてもらったカセットをウォークマンに入れて、ベッドの中で、
聴きながら寝たのを覚えています。
そのあと、兄貴がぴあを持ってきて「RCのベストアルバムでるぞ」と
教えてくれましたが、
¥3000という小学生にとっては高価で買えません。
躊躇していると兄貴が買ってくれてダビングしてくれたのです。
神かと思いました。
そのベストアルバムに入っていたのが「スローバラード」「雨あがりの夜空に」などです。
最高でしたね。
同級生はRCサクセションなんて知らず、
光GENJIとか、プリプリとか、BOOWYとか、でした。
カラオケでRCを歌っても同級生は誰も知りません。
だから一人ぼっちでRCファンをやっていました。
自分が高校生になってアルバイトをして
最初のバイト代で買ったCDがRCサクセションのベストアルバム後期です。
それから毎月お金が入るとRCのCDを1枚ずつ増やしていったのです。
RCのライブには、忌野清志郎復活武道館ライブに行きました。
感動しっぱなしでした。ずっと叫んでいました。
武道館には思い出がいっぱいで、そんなことを思い出した夜でした。
武道館でのライブ遍歴は、
真心ブラザーズ、サンボマスター、Ms.OOJAさん、の4回です。
Ms.OOJAさんをこれからも応援させていただきます。