見出し画像

経済学批判本のまとめ

はたして経済学は社会科学かという疑問を解きたい人(そんな人はいないか...)の為に集めてみました。念のためですが筆者は経済学も素人で全て未読です。本の内容も玉石混合かもしれません。

経済学批判本

日本人は「経済学」にだまされるな!

経済理論の終焉 金融危機はこうして起こる

リチャード・ブックステーバーは、本書で人間のありようと、この世界の根本的な不確実性を考えれば、標準的な経済モデルとその前提である経済理論では金融危機に対処できない理由を述べている。それでは代わりのモデルはあるのだろうか。ない! 少なくとも、過去200年間に使われてきたモデルのなかにはない。そこで著者はエージェントベース経済学と呼ばれる新たな手法を提案している。これは、私たちが通常、経済学で想定する「オートマトン(最適な行動をとる人)」ではなく、「普通の人間」だという事実からスタートしている。

https://www.panrolling.com/books/wb/wb273.html

世界を破綻させた経済学者たち

「10名の経済学者がいれば10の分析が存在する。これは自然科学ではありえない。著者はさらに経済学者は「物理学が煎じ詰めれば数学と同じであるように、経済学もそうであっていいのではないか」と思っていると考え、その方法論を批判する。」

「著者は、経済学を科学として取り扱うことをやめるべきだと主張し、歴史的な研究や他の社会科学との協働の必要性を説く。」

https://toyokeizai.net/articles/-/84962

Econofakes エコノフェイクス

経済学は、難解で抽象的な数式で提示されると、科学的で議論の余地のない真実のように見える。「科学」には普遍的な「法則」が必ず存在する。しかし、じつのところ、経済学の分野はそのような法則にもとづいたものではなく、ゆがんだイデオロギーによって導き出された「ウソ」で満ちあふれている。そして、これらの虚偽によって一部に権力や富が集中するシステムが正当化されているのに、私たちの多くはそのことに気づいていない。

応用経済学が専門の著者によって、本書では我々の生活と富の分配方法に大きな影響を及ぼしている経済に関する10のウソが解きあかされる。「資本主義とは自由市場と競争の経済」「社会の高齢化で年金制度は行きづまる」「雇用創出のために賃金を下げるのはやむをえない」など、社会システムの根本にまつわる「ウソ」

https://www.amazon.co.jp/dp/4763139967?tag=toyokeizaia-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1

「経済学」にだまされるな!  人間らしい暮らしを取り戻す10の原則

「経済学は科学ではない」、なぜなら、ノーベル経済学賞を受賞した二人の経済学者が、まったく同じデータから正反対の結論を導き出しているからだ――。政策決定を理論づける主流派の経済学者は、疑い得ないものとして経済の「常識」を提示するが、それは特定の時代の特定の階層に利する「歪んだルール」に過ぎないことを、著者は確かな論拠と具体的な数字で明らかにする。

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784140818862

経済学の教科書

反・経済学入門:経済学は生き残れるか━経済思想史からの警告

私はこの本を,読者の皆さんに社会科学とは,特に経済学とはどのように生まれ,どういうものになったのかを知ってもらうことを目的に書きました。ここで早くも,こういう問いかけは当たり前で何で改めてそういうことを言うのかと,いぶかしく思う方も相当出てくると思います。しかし,こう問いかけるにはいくつかの理由があります。1つには,我が国の今までのこうした入門書,特に経済学をベースにし,しかも現代の新古典派経済学に批判的な立場からの入門書への違和感のためです。

https://www.amazon.co.jp/%E5%8F%8D%E3%83%BB%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6%E5%85%A5%E9%96%80-%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6%E3%81%AF%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%AE%8B%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%8B%E2%94%81%E2%94%81%E7%B5%8C%E6%B8%88%E6%80%9D%E6%83%B3%E5%8F%B2%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E8%AD%A6%E5%91%8A%E2%94%81%E2%94%81-%E6%9C%89%E6%B1%9F-%E5%A4%A7%E4%BB%8B/dp/4883522393

行動経済学の危機

いかにしてマクロ経済学はオワコンになったか

マクロ経済学という分野は、残念ながらもう所謂オワコンになってしまった。正しく言うと、実を言うとDSGEはもうだめです。突然こんなこと言ってごめんね。でも本当です。こんな感じだろう。

結論から言うと、データを見るふりをして実は全くデータを見ておらず、はっきりいってモデル化に失敗したからだ。とくに予測能力が兎角ないのが致命的だったと思う。予測能力がない結果、モデル・理論を通して将来の政策談義を結局は出来ないので、政策提言すらまともにできず、役立たずの烙印を押された

https://web.archive.org/web/20200614135131/http://benthestatistics.blogspot.com/2019/06/blog-post_28.html

経済学の再現性

経済学では、ほとんどの雑誌が再現性ポリシーを掲げていても、検証までは必須としていないのが現状です。

掲載の際に再現性チェックを行わないと、何が起こるのか。結局、分析結果が再現できない論文が掲載されてしまうことになります。若干ショッキングな数字かもしれませんが、先のNatureの記事では、出版時に再現性チェックを行わない経済学において、データとプログラムが提供されたとしても分析結果を完全に再現できたものが、わずか14%程度にとどまるとしています。

https://on-sociology.blogspot.com/2018/03/blog-post_17.html


いいなと思ったら応援しよう!