科学が進歩し専門化した今、X(Twitter)を眺めてみて専門家が専門バカになっているのを多数みかけ、科学者が「学」者ではなく単なるスペシャリストになってしまい、本来教養学部が担っていた「学」教育が機能していないように思えます。
中世までの西洋の学問のように世界全体を見通す識者を養成する必要が痛感されます。
というわけで探してみますと、SFに描かれた「学」者イメージがみつかります。そうです筆者の紹介記事にあります「ネクシャリスト」です。
Nexialism ネクシャリズムとは何か
「ネクシャリスト」(総合科学者 情報総合学者)は、A・E・ヴァン・ヴォークトのSF小説『宇宙船ビーグル号の冒険』に登場し問題解決する主人公、エリオット・グローヴナーの肩書です。
Nexialism とはネクシャリストが修めた以下のものを指します。(Nexialism‘は nexus’ コネクトする、繋がるから来ていると思われます)
現代のネクシャリズムのカリキュラムを考えよう
粗々のイメージですが何かの参考になればいいのですけれども。私が大学をつくれるわけでもありませんし。これだけの内容だと中高大(6年制)一貫でないと実習できないでしょう。
主カリキュラム
X(Twitter)にちょうど21世紀の自由七科のカリキュラムを、考えられた方がおられたので、紹介します。
AIが作成したカリキュラム
bingに聞いたところ以下のような回答でした。
主要な参考書
各「科」学についての主要な参考書は以下の科学史の書となると思います。
参考書
サイエンスの参考書
Project 2061 Science for All Americans
プロジェクト2061 すべてのアメリカ人のための科学
http://www.project2061.org/publications/sfaa/SFAA_Japanese.pdf
追加の教科
主カリキュラムに足らずがあると思われたので、以下追記してみます。
「表現」に弁論術などコミュニケーション術を追加
「技術」と「表現」に武道、運動、スポーツの科学
「技術」に失敗学を追加
言語学(鳥、イルカ、比較言語学)、弁証法を含む認識学
家政学(料理、栄養、家庭看護を含む)
「表現」にクリテークを追加
「表現」に作文術・論文術を追加
実験と逍遥学
それぞれの科目は実験 実習を主としておく。また室内の講義でなく現場を逍遥してディスカッションする。