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MeisterTaskをPM目線でレビューしてみた

どうも、佐々木(@moto_ssk)です。
事業会社の社内IT部門で Project Manager(以下、PM)してます。

PMというお仕事上、タスク管理は切っても切り離すことができません。なんならタスク管理を制する=プロジェクトを制するといっても過言ではない。なので、タスク管理をいかに「漏れなく」「ダブりなく」「ストレスフリー」でやれるか?は非常に重要!!!(めっちゃ強調)

日頃からタスク管理ツールは使ってるのですが、もう少し直感的に、シンプルに使えるやつないかなーと探していたところ、それがキャッチコピーの「MeisterTask(マイスタータスク)」(以下、MT)を発見 👀
ということで、今回は使ってみた感想をPM目線でレビューしてみます〜

https://meistertask.jp/

タスク管理は"永遠の課題"

はじめに僕自身がいま何を使ってタスク管理をしているかお話します。
(別に聞きたくない〜レビュー見たい〜という方はすっ飛ばしてね)

テキストエディタです!←

え…?えーーーー!タスク管理ツールとちゃうやんけ!!!
…はい。ツッコミありがとうございます。開発チームとのコミュニケーションではツール使ってるんですが、個人のタスク管理はテキストエディタ使ってます。というかツールで管理することがメンドクサクナッタ…
というのも タスク消化 << タスク増加 な状況が続き、タスク登録する行為自体が煩わしくなり、追加やらステータス更新やら、いちいちやってられねぇとなったんです。皆さんもそんな経験ないですか?

タスク管理してるはずがいつしかツールを使うことが目的になっていたり、自分がやりたいように管理できなかったり、かゆいところに手が届かない感じがもどかしくなったり、そうしていつしかツールから離れていく。
ほんとタスク管理は永遠の課題です。

でも、だからこそ、僕(ら)はいつも解決策を求めてる!ということで前置きが長くなりましたが、これよりレビューでございます。

こんな目線でレビューするよ

使い方はいろんな人が解説してくれてると思うので、あくまでPM目線での操作感や機能面を見ていきます。ここでいうPM目線はを定義しておきます。

  • タスク登録の手間感

  • タスク状態の把握しやすさ

  • 進捗の追いやすさ

タスク追加の手間感

MTではまず最初に「プロジェクト」を作成します。

作成直後のプロジェクト画面

タスク管理の定番といえば「カンバンボード」。MTもカンバン形式ですね。
「オープン」「進行中」「完了」と最低限必要なレーンは最初から備えてあります(カンバンの目的は"可視化"と"状況把握"だと思ってるのでレーンはチームや個人がわかりやすければそれがいいと思ってる)。

さて、タスク追加ですが「シンプル」を謳ってるだけあり超簡単。各レーンにある「+」ボタンをクリックして、タスク名を入力したらオワリ。ナビゲーションバーにも「+」ボタンはありますが、こちらはプロジェクトとレーンを選ぶ必要があるので少し手数多い(基本開いてるプロジェクトに対するタスク登録だと思うのでほぼ使わないかも?)。

ナビゲーションバーからのタスク追加ダイアログ

プロジェクト画面上からはあくまでタスク名しか入力できないので、期限やタスク説明はタスクダイアログを表示して入力します。項目は下記でした。

・メモ
・チェックリスト(タスク完了までのリスト)
・添付(ファイル / Google Drive / OneDrive / Dropbox / MindMeister)
・アクティビティ(操作ログ)
・会話(コメントみたいな感じ)
・期限日(時間も設定できる)※月曜はじまりは違和感w
・タグ
・ウォッチング

まとめると手間感はないです。機能面においても他ツールでも備えてるものはきちんと備えてあるので過不足ないです。あ、デザインかわいい。無機質さが目立つ類似ツールもあるけど色味もアイコンも豊富なので愛着湧きやすいかも。カスタマイズ性が高いのは大きな特徴ですね。
(あ、MTは「レーン」じゃなくて「セクション」らしい)

セクションのアイコン例(ごく一部)

ここからは有料プランですがSlack連携もできるみたい。Slack側でワークフロー作成して、メッセージベースでMTにタスク自動追加もできますね!

プロジェクト設定 > パワーアップ > Slack

タスク状態の把握しやすさ

タスク管理の難しさって「状態を把握できないこと」だと思ってて。タスク追加の手間感がないのでジャンジャン作ったはいいものの(ジャンジャンあるのもどうかと思うが)、作ったコイツらはいまどうなってんだ?が把握できないことが何よりつらい。そして放置プレイへ…(放置プレイのタチの悪さはタスク削除していいかが判断つかないこと)

ここではアサイン方法と状況把握の観点で見ていきます。

まずアサイン方法ですが2通りありました。
❶ プロジェクト画面上でアサイン
❷ タスクダイアログ上でアサイン
いずれも1タスクごとの操作。チームで管理するシーンを想像すると複数タスクまとめてアサインできると嬉しい。

(余談)
公式によると MindMeister と連携すれば一括アサインも可能。MindMeisterでまずプロジェクト全体感を整理する必要あるけど圧倒的に便利!!(アサイン地獄からの解放はPM目線だと超絶嬉しい)
参考:【公式】MindMeisterからMeisterTaskへのタスク管理連携

次に状況把握の観点。
画面右端にメンバーアイコンが表示されています。よく見るとアサインされたタスク数のカウントが。メンバーをクリックするとそのメンバーがアサインされたタスクのみ表示されます(メンバーの予実管理に使えますね)。

佐々木がアサインされたタスクのみ表示

地味にうれしいのがタスク検索機能。キーワード検索できるのよき。しかも試したところ各タスク項目も検索の対象範囲になってる!(←これすごい)
すごいと思う理由は開発目線だけでなく、ユーザ目線でも候補単語を入れば何かしらヒットするだろう安心感。安心して忘れられるのがいいですね。

欲を言えば「期限切れ」と「期限が今日」は違う色がうれしいのと1週間以内などもハイライトされるとありがたい。期限内に消化するのが目的でタスク追加してるわけなので事前検知できる仕組みほしい(調べ切れてないけど、有料プランであれば事前通知とかもカスタマイズできそう)。

キーワード検索と期限ハイライトの一例

これ助かる!と思ったのは「タスクの関係性」を設定できること。タスクは依存関係(例. Aが終わらないとBが進められない)があるので、管理目線だと何がブロックしてるかすぐ把握できることは重要。プロジェクト設定から有効にできるみたいですよ(デフォルトは無効)。

プロジェクト設定 > パワーアップ > タスク関係性

有料プランであれば自動化もできるので、向き合えば自分たちのやりたいタスク管理/把握ができそうです。ヘルプページ置いときますね。

やれそうなことが多くて歯止めが効かなくなったので一旦ここまでw
結論、既存機能だけだとやはり物足りないので、有料プランも使いつつ自動化やパワーアップと向き合えば"仕組み化した状況把握"ができそうです。

進捗の追いやすさ

タスク管理にここまで求めるのは…というのはありますが、タスクが見えるところでまとめてスケジュール管理までやりたい!ってのがホンネ。ヘッダーメニューをみると「タイムライン」の文字が!クリックしてみたらガントチャートが!…がサンプル。有料プランの模様(残念…)。
公式のヘルプページを見たところ、タスク一覧を表示しながらスケジュール感を把握できるし、開始日と終了日の設定もシンプルにできそうです。カレンダー表記があるると嬉しいけどあるかな?

公式ヘルプページより

サマリーで進捗を確認する方法として「レポート」機能がありました(同じツール内でレポート機能があるのは管理目線だと嬉しいっすね)。デフォルト機能として用意されていて、「すべて」「最近作成」「完了」「最近完了」「期限が迫っている」の5レポート。セクション単位でタスク件数がレポートされるので全量把握もしやすい。X軸とY軸も選択できそうですが、無料プランだからか固定でした。

自作レポートも作成できるか調べたところ、フィルタ条件をカスタマイズすることで作成できそうです。有料プランだと選べる条件が増えるので、四半期単位、前月との比較、などもできますね。作成したレポートは CSV or Excel でダウンロードできるので、Excel側で関数組んで自由度高く分析したりもアリ。レポート機能のヘルプページも置いておきますね。 

ただのタスク管理にとどまると"宝の持ち腐れ"

さて、気づけば3,500字を超えているようですw
そろそろまとめます!タスク管理に課題感をもつPMという目線でMTをレビューしてきました。ひとことでまとめるとこんな感じです。

  • タスク登録の手間感

    • 手間感はなく、カスタマイズ性が高い

  • タスク状態の把握しやすさ

    • 自動化、パワーアップ、有料プランを駆使しないと難しそう

  • 進捗の追いやすさ

    • チーム開発にやさしい機能が備わってる

タスク管理ツールという切り口だけだと、他類似ツールと機能面で大きな差はなさそうです。ただ、カスタマイズ性の高さや自動化やパワーアップの仕組みをフル活用すれば、手に馴染むツールになるだろうなと。
MindMeister との兄弟ツールというのもあり、コラボレーションをすごい意識してあるなーと。連携機能は最大の強みなので、普段からチームビルディングや思考整理をMindMeisterで行っている個人・チームからするとへたに他ツールを使うより、MTを使う方が断然よい気がします。

「漏れなく」「ダブりなく」「ストレスフリー」でタスク管理を行うための機能は十分揃っていました!現場からは以上です(社内でタスク管理ツールを担当してるので学ぶところ多かったです)。

テキストエディタを使ってる佐々木も、せっかく向き合ったのでMTを使ってみようかなと思ってます^^

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