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その「常識」、信じ込まされてない?【就活参考図書】

どうも、日刊【書くメシU30's】マガジン月曜担当の佐々木(@moto_ssk)です。

日刊【書くメシU30's】マガジンは今日から第15週に突入です。

先週お伝えしていたように、今月から月ごとにテーマ担当者を設けて更新していきます。

これまではメンバーの人柄が伝わるようなテーマを中心に更新してきました。そして現在15週目を迎え、記事も100記事を超えてきたので、人柄はある程度伝わってるんじゃないかなと。(伝わってると嬉しいです😂)

なので、これからは単に更新するにとどまらず、「○○月間」など企画的なことをしてみたり、1ヶ月で完結する形で書いてみたり、「月」という単位でいろいろチャレンジしてみようかなと✊

そんな経緯もあり、月ごとに担当者を設けて運営していくことにしました。

ということで、今月の担当者は2月生まれのYuriさんです👩

Yuriさんを中心にU30メンバーで話し合い、2月は#就活生向けのテーマを中心に書いていくことになりました✊

先週は【#エントリーシート】をテーマに更新してきましたが、木曜担当のgataくんの記事にもあったように、U30のメンバーはほとんど書いてないことが発覚しましたね(笑)
「書いてない」という事実と、U30メンバーの「働き方」を踏まえると、まだまだ就活生に伝えられることがあるんじゃないかと。それに就活がはじまる3月まであと1ヶ月というタイミングでもあるので。

ということで、就活生向け最初のテーマは#就活参考図書でいきます👍

就活生の皆さんに「もっと読みたい」と思ってもらえる記事を目指して…!
それでは今週も日刊【書くメシU30's】マガジンにお付き合いください🙏

佐々木イチオシは「上京物語」

趣旨説明が長くなってしまったので、本題に入る前にページが閉じられないよう最初に本を紹介しておきます!

佐々木イチオシの【就活参考図書】は「上京物語」です📖

👆は喜多川泰さんの作品です。前回の僕の記事にも登場した作家さんです。

前回は「手紙屋」という本を紹介したのですが、あの本はどちらかというと就活真っ最中の方ほど影響を受けると思います。今回の「上京物語」はこれから「働くこと」を考える方にめちゃめちゃ読んでほしい一冊です。

「上京物語」を読むと、いま書いてるエントリーシートや履歴書を一度すべて白紙に戻して、改めて「自分にとって働くとは?」を考え直したくなるかもしれません。それくらい価値観を揺さぶられると思います。

こんなストーリーです👇

成功を夢見て上京した青年、祐介。
いい暮らしがしたい。かっこいい車に乗りたい。自分の家が欲しい。
誰もが思い描く「理想の人生」を追い求めていたはずだったのだが……

大きな希望に胸を膨らませながら人生のスタートラインに立ったのに、
みんなが当たり前だと思っている常識に流されて生きていくうちに、
いつのまにか夢を忘れ、「こんなはずじゃなかったのに……」と後悔する。
そんな多くの人が陥りがちな生き方を打ち破るには、何をすべきなのか?
本当の幸せをつかむための考え方、心の持ち方とは?

「やりたいこと」とか「安定」とか「成功者」とか、「働くこと」を考えるとこれらの単語がチラツキますよね。できることなら失敗したくないし、理想とする働き方を実現したいし…誰だってそう願ってます。もちろん僕も。

✅では、そのために具体的に何をするのか?
✅手に入れたいものに見合うだけの代価を払ってるのか?
✅本当に自分が望んでるものなのか?
✅知らず知らず「みんなやってるし」に流されてないか?

「上京物語」を読むことで、そんな問いを自分に立てることができます。

自分の「モノサシ」を持ってますか?

喜多川さんもあとがきのなかで触れていますが、「上京物語」に込められたテーマのひとつは「常識」です。(以下、一部引用します。)

このストーリーの中には「常識」という言葉が何度も出てきます。
そして、父は息子に、その「常識」の殻の外に出ることを強く促します。
けれども、これは今の社会の「常識」を否定することが目的ではありません。

よく、「常識を疑え」と言われ、その言葉のあとには必ずと言っていいほど「自分の頭で考えろ」と続きます。ただ、最近の「自分の頭で考えろ」は「投影したい意見探し」になってる場合もあるように思うんです。

ネットで「自分で考える方法」と検索すれば、「自分で考えるとは?」みたいな定義から入って、主張があって、その主張の論拠がツラツラ並べてあって、「自分の頭で考えないヤツはクソだ」みたいにまとめてあって…

しかも「これってもう古くない?」とひと昔前の「常識」と呼ばれるものをテーブルに引っ張り出し、メッタメタにディスり、自分の考えこそ新しい!と新時代の「常識」を誇示して…

そんなページを読み終えるころには「クソでない自分」でいるために、自分では一切疑ったこともなかった「常識」を、顔も知らない、会ったこともない人が示す新しい「常識」で上書きし、いつの間にか自分も「これってもう古くない?」と発信するひとりになる…

インターネットではそんなことが日常的に起きているように思います。
何を信じるかは人それぞれですし、なんでもかんでも疑え、信じろと言いたいわけではありません。ただ、「常識」とは発信する側が作った単なるひとつの「情報」にすぎないはずです。

そんなことも忘れ、他人が作った「モノサシ」に振り回される。
そんな状態が健全か?と問われれば…

自分の「モノサシ」で生きるには勇気が必要です。

「あいつ、おかしい…」と言われることもあるだろうし、理解してもらえないこともあるでしょう。僕のこの主張だって、人によっては「意味わかんね。酔いしれんな」という話かもしれません。

ただ、自分の「モノサシ」で生きることは間違いなく楽しいはずです。

本ばっかり読むな!

自分の「モノサシ」で生きる

なんて言ってますが、僕自身それが常にできているほど強い人間ではありません。どこかで楽したい気持ちがあるので、他人の意見に盲目的になり、振り回されるときだってあります。

だからこそ、自分の「モノサシ」を持つために日々取り組んでいます。

ちなみに「上京物語」では、自分の「モノサシ」を持つひとつの方法として「読書」があげられています。それもあって、人生の節目に読んでおきたい16冊の本リストも収録されています。

僕も16冊の本リストのうち何冊か読みました。

作者の喜多川さんは「読書」とはこういうものだと言っています👇

読書って読んで終わりじゃないと思うんです。
読んで自分が何を感じたのか。その感じたことを胸に、どんな行動を起こすか。
行動を起こすきっかけを作ってくれる、そこまでが読書なのかなと。

「本ばっかり読むな!」ということですね。

【就活参考図書】というテーマで書きながら、最後は「本ばっかり読むな!」と逆行する形の意見になってしまいました。

でもそうだと思いませんか?
読書して、知識を得たとしても「自分のモノサシ」は作れないですよね?
たしかに「読書」をすることで「知識」は身につきます。

では「知恵」は身につくでしょうか?

僕はそうは思いません。「知恵」は「知識 × 行動」だと思ってるので。

「知識」があっても「行動」がゼロなら「知恵」は手に入りません。逆もまた然りです。そして「知恵」こそ「自分のモノサシ」なのかなと。

就活を終え早7年ですが、いまだに「自分のモノサシ」を磨くために取り組む毎日です。ぜひ一緒に「自分のモノサシ」作りに取り組みましょう!

「働くこと」を考える今こそ、ぜひ読んでほしい一冊です。


随分と長くなってしまいましたが少しでも就活生の参考になれば幸いです。
もし参考になった部分があれば、少しでも多くの就活生に読んでもらうためシェアいただけると嬉しいです!マガジンもぜひフォローしてください✊

今週も最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♂️

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