不思議と昔の記憶は その街角に宿り ぶわっと思い出すものだ
思えばweb上で日記サイトを最初にはじめたのが
1997年くらいのこと
そのころはまだブログというものはなく
日記を投稿できる掲示板サービスを利用していた
そのころは、憧れて入社したレストランでの仕事やら
そこを辞めて インドネシアの家具の輸入と販売を
始めようとしていた意気込みやら
家具店をオープンしたころの日々のことを
2000年の頃まで綴っていた
平行してHPなどもいくつか立ち上げていた
そののち、主人と出会い結婚し子供ができ
家具屋を閉じて
ばたばたとしているうちに
いつの間にかその日記のサービスは
私の文章とともになくなっていた。。
思えば主人と出会ったのも
webの友達検索サービスだった
『you've got mail』というなつかしの映画が日本で公開され
ヒットしたあとの 多分1998年ころ
そののち 出会い系 という言葉も流行ったのですが
(あんまり最近聞かない気がする。。)
そんな言葉が出てくる数年前のこと
nifty serveのパソコン通信 (なつかしい響きだ)の
コミュニティで知り合った人と
なーんの警戒心もなく
待ち合わせをして食事をしに行ったり
ミュージカル見に行ったりしていた
おっとりとした時代
チャットとかで夜中まで語り合う
なんていうのも良くやっていたなあ
音楽座というミュージカル劇団
タイ料理
岡村靖幸
のフォーラムには入っていた と思う
ちなみにフォーラムというのは
nifty会員のための
趣味のオンラインコミュニティみたいなもの
その後、Movable Typeが登場し
それは途中で挫折したけれど
ココログがniftyから提供されるようになって
子供のこと 家を建てたこと
そしてあらたに始めた仕事のことなどなど
2004年から2010年まで
そのうちにniftyのココログに物足りなさをおぼえ
wordpressに手を出してみたり
そのうちmixi やら twitterやら facebookやら
次から次へと出てくるものに
ひと通り手をつけて
自分の中でひと段落したのが2010年
そして突然
パソコンには自分で溜めたいろいろなものが
つまりにつまってしまい
情報の収拾もつかないまま
そのうちに
何がしたいのかも よく分からなくなってしまって
それまで「1日3時間以上」 だったものが
「週に1時間以内」 といった感じになり
だんだん パソコンをひらくのもやっと
ところで昨日
久しぶりに美容院に行き
あーだこーだと話をし
その後 原宿の町をひとりぶらぶらし
ひとりでレストランに入り
スタッフのインド人女性と長話しをし
私にとってはかなり久しぶりの
ひとり時間を満喫していたら
なんだか無性に
ひさびさになにか書きたくなった
それも ブログができる前に
web日記サービスに書いていたようなのを
その日記を書いていた頃の
なつかしのルートを
ぶらぶらしていたから
ということもある
不思議と昔の記憶は その街角に宿り
ぶわっと思い出すものだ
あのころは 今のように検索システムが充実していなかったから
自分でアピールしない限り
その日記はほとんど誰の目にも触れないし
せいぜい電話をするのが面倒な実家の家族とか
近しい友人とかに連絡をする代わりに
近況を伝えるツールのようなものだった
まあつまり
今思えばそれは自分のために書いていた
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「なにしてるのー」
とわが子(もうすぐ8才)が寄ってきたので
「お母さんは、パソコンで日記を書いているんだよ」
と、もっともらしい忙しい感じで言ったら
そのうち彼も隣でノートに何か日記らしいものを書いている
ほーなるほど
今日はミッキーの誕生日なのか
どうりで
ウォルトディズニーは生きているのか とか
ミッキーのお城は本当にあるのか とか
朝からミッキー関連の質問が多いと思った。。。
ちなみに10代の頃から
私はずーっと日記を書いていた
(ちなみにそれらは、やはり2年前くらいに急に思い立ち 見るのも恥ずかしくなって全部燃やしてしまった)
久々のブログで
何を書こうかなーとしているうちに
私のパソコン歴
みたいなものになってしまいました。
(2011年11月)
2018年追記
昔書いていた日記の再投稿です。
多分、同じ年代の方だと
似たような流れをたどってきた方
けっこういるのだと思います。
あとは、20年近く色々書いていたのに
当たり前なのですが
サービスがなくなると消えてしまうのだなあ、と
しみじみ思ってしまったもので。
現在、データが残っているものを、
個人的な懐かしさとともにnoteで再利用してみます。
全くやる気を失っていたSNS系も
ゆるーく再開してみましたが
今のところ、twitterだけが残りそうな感じです
どうぞ、今後ともよろしくお願いします。