農を知るためによくあるのが「収穫体験」。
これ、一番楽なところを体験しているだけで、生産者の想いや、作る過程、苦労などを体験者が知ることはありません。
これでいいのでしょうか?
農を知るには
農を知るには、農業や農村の暮らしに触れることが重要です。
そうでなければ、自然や食べ物に対する理解や感謝も深まりません。
しかし現状は、農体験はレジャー化し、楽しめる部分だけが目に留まりま
す。
日本の食料自給率
日本の食料自給率は38%。皆さんも目に耳にしたことはあるでしょう。
そう、ほとんどの食料を外国から輸入して賄っているのです。
自給率の向上は国の防衛にも関わります。
国民が飢え苦しめば、生産力も落ち、やがて国が亡びる。
祖先が大事に守ってきたからこそ、自分の命が繋がっている
海外の食生活を取り入れるのではなく、日本人らしい食生活を取り戻しませんか。
社会の現実
ここ最近では物価が高騰し、食料品も毎月のように値上げされています。
日本人の平均収入額は20年以上変化していません。どんどん貧しくなっています。
もし、輸入がストップしたら?
明日から農業始めますか?
家族が食べれるくらい生産できますか?
土は作物を育てるのに適していますか?
いつでしたか、こんなCMありましたよね
大袈裟かもしれませんが、
農体験(収穫体験)だけでは、消費者側でしかありません。
少しからでも自身で作物を育てることを始め、生産者側としての一歩を踏み出し、育てる過程・苦労を感じてほしいと思います。
農は、自分の視野や価値観を広げるだけでなく、農業や農村の発展にも貢献する素晴らしい活動です。ぜひ、一度試してみてください。