今まで誰も教えてくれなかった!英語の発音を改善する秘密の方法
以前、英語の発音トレーニング法として、「アルファベット」と「数字」がカギを握っているというお話をしました。
おかげさまで好評だったので、再度取り上げましょう。
このアプローチを、レイニー先生が動画で解説してくれているものがあります。17:00からです。
実はこのアプローチ、Jane Latzさんと言う、プレゼンテーションスキルの専門家も自身のワークショップなどで採用している手法なんです。
以下の、1:21からをご覧ください。息を吸ってから徐々に吐き出しながら数字を発音しています。実際に英語を話している感覚で発音強化ができる上、発声に必要な息の強化もできるという、まさに一石二鳥のトレーニングでもあります。
この動画は英語ネイティヴ向けのワークショップですが、こんな風に取り入れられています。
息の強さは、英語らしさを作り出すアクセント、リズム、イントネーションなどの韻律(いんりつ)とも深く関係しているので侮れません。練習では、いきなりフルスピードから入るのではなく、一つ一つの音を意識して、ゆっくりと語尾まできっちり発音しながら、徐々にスピードをあげていく。これがコツです。
また、前にも言いましたが、練習で1点だけ気をつけたいことがあります。
英語の発音指導でよくやっちゃうことなんですが、英語の口ができていない状態で、いきなりネィテイヴのような音変化(音がくっついたり、消えたりなど)をさせてしまうことです。
特に「アルファベット」や「数字」の基本の「キ」がちゃんとできていない状態でgoing toをgonna(ガナ)、want toをwanna(ワナ)、have toをhafta(ハフタ)のように無理にネイティヴらしく話そうとすることです。これをやってしまうと、不自然でぎこちないしゃべりになることが多く、自己流の変な癖がついてしまい、実際の音とは違った音になる可能性があります。
野球のバッターが、正しいフォームで何度も何度も素振りを繰り返すように、発音の基本中の基本である音素の練習も欠かせません。個々の音素のトレーニングをしっかり行わなければ、いざ本番で良い発音ができず、思うように伝えられないことが多いでしょう。いつも凡打で終わってしまうかもしれません。
これは、基礎練習の重要性という点で共通しているのではないでしょうか。