英語学習をもっと楽しく!洋楽で口語スキルを磨きませんか?(29)
昨日のマイケル・ボルトンさんつながりで、アメリカの一家に1枚は彼のCDがあるといわれているサックスフォーンプレーヤーと言えば、そう、この方、
Kenny Gさん
です。今日は、動画を使っての英語学習サンプルをご紹介します。
いったいどんな人だろうと興味が沸きますね。そこで、早速、人物像を英語で探ってみましょう。
Kenneth Gorelick (born June 5, 1956), better known by his stage name Kenny G, is an American saxophonist.
本名はKenneth Gorelick なんですね。名前からユダヤ系かと。見た目からわかりますが。それからKenny Gというのは芸名でそれをstage nameというのかと学べます。さらにサックスフォーンプレーヤーはsaxophonistっていうのかと、語彙が増えます。
Kenny was born in Seattle, Washington and he learned how to play under the direction of local trumpeter Gerald Pfister and by practicing along with records (mostly of Grover Washington, Jr.), trying to emulate the sounds that he was hearing.
ワシントン州はシアトル出身なんだとわかり、ちょっと親近感が。私自身も何度か行った事があるからです。西海岸の人なんだと。
「~の指導の元」をunder the direction of~。なるほど。レコードを聴きながら練習したはpractice along the recordsと前置詞alongを使ってます。側に寄り添って練習してるケニーさんの姿が浮ぶじゃありませんか。こんな時alongが使えるのかと。
try to emulate the soundsと見慣れない単語が。でもなんとなく文脈から想像はつきます。そこで、確認の意味を込めて辞書に当たります。するとemulate「見習う、負けまいとする、張り合う」とあります。音をそっくりに出してやろうとしている姿がイメージできます。そうかemulate the soundsにはそんな意味合いがあるんだとわかります。
これを英語の発音を真似てる自分に応用して、
I used to try to emulate the English pronunciation that I was hearing.
なんてどうでしょう。そっくり言えるまで格闘してる姿が想像できます。
At Franklin High School he failed to get into the jazz band when he applied, although was accepted the following year when he tried again.
ここで、ケニーさんも一度挫折を味わったことがわかります。fail to get into~「~に入るのに失敗する」を使って表現してます。高校や大学入試で失敗した時にも使えます。
とまーこんな具合にどんどん進んでいきます。
興味を持った人物なので、どんな人なんだろうという好奇心から内容に集中できます。しかもその際、英語の表現にも気をつけて読んでいけば、語彙力、読解力、スピーキングのときの表現力まで身につけることができます。
ただし、1回やってそれで終わりはいけません。何度も同じ英文に当たることです。できれば曲を聴きながら。
このように音楽も使いようによってはすばらしい英語教材になってくれます。ただし、好きから入ることです。英語からじゃなくて。ここがミソなんです。ご自身が何度聞いても飽きない曲を見つけ出して、その人物の解説でやってみるといいでしょう。
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