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スタジオライブが最高にハマるアーティストとは?
今日はスタジオ・ライブがとても合うアーティストのご紹介。
ダリル・ホールさん
です。
ダリル・ホールさんと言えば、昨年13年ぶりとなる最新ソロアルバム『D』をリリースしました。また、2023年11月には、ホール&オーツのメンバージョン・オーツさんが合弁会社の株を売却しようとした件で、訴訟を起こしています。もう二度とホール&オーツとして活動することはない、
go separate waysだとベストヒットUSAのインタビューでも答えていました。
さて、今日の本題です。「Howard Stern Show」に出演した時のスタジオ・ライブからです。
最初にSternさんが、”Kiss on my list”を演奏してくれないかと遠巻きに、かつ間接的に探りを入れます。その時の英語が、
I was wondering if you would do "Kiss on my list" ?
丁寧な用法を使ってます。I was wondering if~?は相手と最も距離を置いた究極の丁寧表現です。「過去の時にちょこっと思った(だから無理ならやらなくてもいいんですよ)」というニュアンス。そして、wouldで相手の意志を問うています。ここもwillの過去形を使うことで「もしやってくれるならそういうつもりはありますか?」というニュアンス。
相手がやってくれると確信したら、間髪入れずにWould you be good enough~?と丁寧に依頼してます。
Would you be good enough to perform that for us?
ここもwouldを使って一歩引いて「もしやってくれたら嬉しい」という含みを持たせているところが大人の英語です。何かを相手にお願いする時に、こういうのがサッと出るようになるといいですね。
演奏が始まる直前にSternさんが”Kiss on my list”のことを次のように言います。
This is an oldie but a goodie.
これは「古いけどいいもの」のことで、時間が経っているにもかかわらず、今でも魅力的で、優れた曲を指すときに使います。「時代を超えても良いもの」という誉め言葉です。oldies and goodies in the 80's のように使います。
ところでトークショウ番組で、ホストのリクエストに応えてダリルさんが演奏しているものもあります。
こういった、リクエストに応えて作曲し た本人がちょっとづつ生でかつ、目の前でサビの部分を演奏してくれる時に使えるのが a rundown です。
これを使って、「ヒット曲を何曲か少しだけ弾いていただけませんか?」
なら、
Would you mind giving me a rundown of your hit songs?
これも機会があったら使ってみたい表現です。