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冬のバイクデートと珈琲の有り難み

バイク屋の兄ちゃんのお陰で、なんとかまた走れるようになった私のバイク。

お陰で翌日、有給を取ってくれていた夫と念願のバイクデートへ行けることに。とはいえ、まずは私が借りていたスクーターを返して自分のバイクを取りに行かなければ。

夫は20年ほど同じハーレーに乗り続けている。そんな夫が出かける直前に「スロットルの戻りが悪い」だってさ。「え…それかなり危ないんじゃないの…バイク屋さんに行くし見てもらおうよ」そう言って私たちは走り始めた。

数十分走り、バイク屋さんに無事到着。私のバイクがあった!あった!!会いたかったよ、無事で良かった!物凄く心配してたんだよ…(たった1日が本当に長かった)。今回の不具合の原因を兄ちゃんが夫にも丁寧に説明してくれて、ついでにスロットルの具合もみてもらった。「ワイヤーの油ぎれが原因でしょうかね」ということで、まもなく来る車検の時に改めてみてもらうということに。

兄ちゃんが言う「僕もハーレー持ってるんすけど、ハーレーの部品とかめちゃくちゃ高いすよね。友人なんて、ネジ1本無くしたから購入したらしいんすけど…8,000円かかったらしいすよ!ネジ1本で8,000円って…」と苦笑いしていた。そしてこんなことも言っていた。

「最近大手のバイクメーカーは、新車を売ることに力をいれてて。僕らみたいな個人店のバイク屋を潰していく流れがきてるんすよね…大変っすよ」そんな悲しいことを言っていたのだ。

そんな…。

私は、とある大手バイクメーカーに酷い対応をされたので、今後は絶対にあの大手からはバイクを買いたくないという気持ちになっている。客の気持ちなんて一切考えずにバイクを売ることしか考えてないディーラーと店長。思い出しただけで腹が立ってくる。強制的にバイク購入のキャンセルをさせられた後の対応も本当に酷かった。気持ちが落ち着いた時にでも、いつか記事にするかもしれない。

そんな大手とは比べものにならないくらい、個人のバイク屋さんたちはみんな本当に優しかった。売上云々だけではない。ライダーのことをちゃんと考えてくれてて、あたたかい対応をしてくれたんだよ。だからどうか無くならないで欲しいな…。

そんな切ない話をしてしまったが…お世話になっているバイク屋を後にして私たちは走り始めた。

この日の気温は10℃もなくて風が少し強め。体が冷えている…結構寒い。でも、終始とても楽しかった!!一緒に走ってくれる人がいることで、ますますバイクって楽しくなるんだなと感じたよ。

目的地につき、ランチを済ませてプラプラ散歩。再びバイクで走り出す前に、あたたかい珈琲を飲むことに。…その珈琲が美味しいのなんのって。体が芯からあたたまる。こんなにも珈琲が美味しいと感じたことなんて初めてだった。

子供の帰宅時間までに余裕を持って帰らなきゃ。とはいえ道路が結構混んでいる上に、信号が多くて頻繁に停まらなければいけない状況。その時気がついた。信号で停まる度に夫はクラッチを握っていないということに…。

私:「なんでクラッチ握ってないの?」

夫:「クラッチずっと握ってたら手が疲れるから。すぐに動かなそうな信号待ちの時はニュートラルにしてるんだよ」 

私:「なるほど!私もやってみる!」

早速、信号待ちはニュートラルにするやり方を試してみた。…これはめちゃくちゃ楽だ。今までローギアまで下げてたのをニュートラルにするだけでクラッチをはなせる。青信号になる直前にローギアにして発進。公道を走っているライダーさんたちをよくみたら、ほとんどの方がその停止と発進の手順で走ってるのね。

教習所では、停止と発進の仕方はそのようには教わらない。停車する際は必ずローギアにし、クラッチを握り続けると教わるから。

ガソリンも満タンにしたので、バイクはとても嬉しそうに走ってた気がする。心配されていたバッテリーの問題もなく、今回のバイクデートは無事終了。寒い街中を走ることがメインのデートだったのだが、非常に充実した時間であった。

また夫に有給とってもらって付き合ってもらおう。

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ゆきんこ*主婦とバイク
バイクのガソリン代にします。そして、バイクと共に新しい記事を書けるよう、あなたの気持ちを私のモチベーションにさせていただきます。

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