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エンジニアが考える「魅了」とは - 小さな魅了から大きな魅了へ
みなさん、はじめまして!
株式会社アトラエでエンジニアをしている飯山(@motonosuke_dev)です。 社内ではガードというあだ名で呼ばれています。
簡単に自己紹介すると、約1年半ほど業務委託としてアトラエのサービス開発に従事した後に、2023年4月にアトラエにJoinしました。
アトラエでは成功報酬型マッチングサービス「Green」、ビジネス版マッチングサービス「Yenta」の開発・運用を兼務しています。
はじめに
アトラエは世界中の人々を魅了する会社を創るというVisionを掲げています。
私はアトラエにおける「魅了」という言葉の意味について定期的に考えることがあり、数ヶ月前と比べて自分の中で「魅了」の定義が変わったので、この機会に記事にしたいと思います。
そもそも魅了とはなんでしょうか?
調べてみると以下のような説明が多く見られます。
魅了(みりょう)は、人の心を鷲掴みにして、惹きつけてしまうことを指す熟語である。
また、人をすっかり夢中にさせてしまうことを意味する熟語でもある。
実際のビジネスにおいて、「魅了」とはどのように実現され、何を意味するのでしょうか?
それぞれの思う魅了について
読者の皆さんは最近仕事を通して自分が魅了したことや魅了されたこと、仲間が魅了したことや魅了されたことは思い当たりますか?
私が思い当たる「魅了」の一例は、転職サービスのGreenにおいてチームメンバーが求職者の方へのサポート面談を行い、その取り組みが注目されたことです。
以下の記事でその様子が紹介されています。
https://note.com/mainichi_create/n/nb7ebc513784f#5ebc346b-2330-4109-af44-920c45fb5694
興味深いことに、「魅了」の捉え方は人それぞれ異なります。
アトラエの数人のメンバーに「あなたにとって魅了とは何でしょうか?」と聞いてみたところ、以下のような回答をいただきました。
自分が信じていることに対して挑戦し続けていること
自分の行動によってファンが生まれること
不具合が起きないサービスを作ること
など
これらの回答から、「魅了」という概念が非常に多面的で、個人の価値観や経験によって異なることが分かりました。
次はエンジニアである私自身が、どのように「魅了」を捉え、行動してきたかについてお話しします。
少し前の私が思う魅了について
![](https://assets.st-note.com/img/1720108925253-fjLzALon0k.jpg?width=1200)
アトラエは去年20周年を迎え、社内の壁をDIYで白く塗り、みんなのこれからの決意を自由に書く機会がありました。
私は「小さな魅了を積み重ねろ」と壁に記しました。
この言葉には、世界中の人々を魅了する(アトラエのVision)という大きなスケールで考える前に、まずは身近な存在から魅力し始めようという思いが込められています。
例えば、隣のデスクのメンバーを魅了することから始め、徐々に隣の隣のデスクメンバー、チーム、事業部、会社…世界へと、魅了の輪を広げていくように。
具体的に隣のデスクのメンバーを魅了するため(チームを魅了するためには?という行動要素も入っています)には、以下のような行動を心がけていました。
モメンタムの醸成
予定リリース日よりも早くリリースすることを基本姿勢として取り組み、期待値を超え続ける
自分の中で魅了できたと思う行動、メンバーが魅了していると思った行動は積極的に共有する
業務外コミュニュケーションを増やす
コンフォートゾーンからの脱却
バックエンド開発に初めて挑戦する
エンジニアとしての成長
レビュワーの視点を意識したPRを立てる
コードレベルでも強くこだわりを持ち、品質と効率性を追求する
継続的な学習と最新技術のキャッチアップ
上記などの取り組みを意識した結果、チームメンバーから徐々にポジティブな反応が多くなりました。
小さな魅了の積み重ねが、成果として現れ始めました。
今の私が思う魅了について
時が経つにつれて私の「魅了」に対する考え方が変わり、現在の私は、以下のような観点から魅了を捉えて行動しています。
大きくサービスを動かすことができると自分だけでなく、チームメンバー全員が信じられる機能や体験を作ること
現在は、自分が開発に携わった機能や施策が、当事者であるプロジェクトチームだけでなく、事業部全体で「この機能に絶対的な価値がある」と信じてもらえるような機能やチーム雰囲気を作ることに重点を置いています。
「隣のデスクのエンジニアを魅了する」という段階から、「チーム、事業部全体を魅了する」へと魅了の輪を広げようと意識が変わりました。
この変化の背景には、スキル面での成長はもちろんのこと、自分が携わった開発において強く価値があると確信できるプロジェクトに出会えたことが大きく影響しています。
その具体例が、Greenにおける「レジュメ解析機能」のリリースです。
この機能は、求職者が職務経歴書をアップロードすると、AIで内容を読み取りGreen内のプロフィールに反映するというものです。
求職者にとっては既存の職務経歴書を活用してプロフィールを充実させることのできる便利な機能であり、採用企業側にとっても求職者のプロフィールが充実することで、魅力的な人材を見つけやすくなります。
実装前の企画、デザイン段階から、この機能がGreenを大きく変える武器になるという自信があり、機能リリース前のテスト段階において社内から高い評価を得ており、PeopleTech事業の中の良い実例の一つになり得ると感じました。
People Techとは、テクノロジーによって人の可能性を拡げるような事業を展開していきたいというアトラエの想いを込めた造語
Greenをお使いの方がこの記事を見ていたら、以下のURLからお試しください。
https://www.green-japan.com/profiles/resume_parser
まとめ
「魅了」の定義は、個人の成長や経験とともに変化すると思います。
私の場合、隣のデスクの仲間を魅了することから始まり、チーム、事業部全体を魅了するという目標へと変化しました(数ヶ月後、1年後には自分の中の魅了の定義がまた変わっているかも知れません...)。
この過程で重要なのは、自分が携わる仕事に強い価値があると信じ、それを周囲と共有して行動し続けることだと思います。
また、私自身エンジニアとして、技術的なスキルを磨くことはもちろん重要だと考えていますが、それと同時に「魅了」する力を育てることも大切だと考えています。
それは単に人を惹きつけるだけでなく、価値あるものを創造し、それを通じて周囲に良い影響を与えることを意味しています。
これからも、日々の小さな挑戦を大切にしながら、より大きな「魅了」を目指して精進していきたいと思います。
皆さんも、自分なりの「魅了」の形を見つけ、実践してみてはいかがでしょうか?
おしまい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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