この前みた夢の記録

昔から自分が見る夢は奇想天外・ありえないような想像の産物ではなく、目が覚める時に夢との境が分からなくなるほど現実に近い。

先日見た夢が未だに頭に残っているので書いておこうと思った。

はじまりは自分がお腹を斬る(いわゆる切腹)からはじまる。
みぞおち付近を横一文字に斬った後、切り口から内臓と血がこぼれないように必死で手で押さえる自分。(痛みはあるようでないような感覚)
幸い切り口がシャープだったせいか、とりあえず周りからは分からない。

そんな中家族(両親、弟)と一緒に食事をしに行くことになる。自分はお腹を押さえつつ、気乗りのしない食事へとぎこちなくついてゆく。
座敷タイプの席へ通され、やっとの思いで座る私。お通しのようなものが4人分並べられ、少し落ち着いてきたのもつかの間、弟を筆頭に私を除く3人は「歯磨きをする」と言いつつ私を残して席を離れてしまう。だんだん具合の悪くなってきた私は立つこともできずにその場に残されてしまう。
少しして、3人のいなくなった席を給仕の人が片づけてしまい、新しい客を通そうとする。あわててそれを止め、やるせない気持ちと斬ったお腹のつらさが私自身を哀しくさせてくる。

とうとう座っていられなくなって気づけば横になってしまった私。
どうやら抑えていたお腹の中で出血がひどくなってきていて、体中の酸素が不足してきたようだ。呼吸をする力も減ってきてだんだん口の周りの渇きがすごくなってくる。唇の皮が自然とめくれてくるくらいに。
だから「死に水を取る」なんて言うんだなぁ…などと思いつつ息が出入りする量がごくごくわずかに。

あーこのまま死ねるんだなぁ…ともう少しで絶命するんだと思いを馳せていたらそのまま夢から目が覚めてしまった。

放心状態で現実に引き戻されてしまった。

どうして自分自身がこんな物語を作り上げてしまうのか本当に不思議だ。
とりあえず印象深すぎたのでここに残す。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?