捻挫

捻挫した。右足首をグキっと。
「一晩寝たら治ってるかなぁ」という淡い期待は無残にも破れ、翌朝も痛みで上手く歩けず、近所の整形外科に行った。院内は古いが清潔感があり、土曜の朝から大繁盛。

問診表を書き、しばらく待つとレントゲンの撮影。終わってさらに待っていると、診察室に呼ばれた。
「あ～これ典型的な捻挫だねぇ。教科書通り、お手本みたいな捻挫！」
若干うれしそうな院長。「自力で治そうとすると2か月くらいかかっちゃうよ！すぐ来てくれてよかった！」そう言われ、いかにもベテラン看護師然としたおばさまがチャキチャキと包帯などの道具を持ってきた。しっかり固定しておけば1-2週間でよくなるらしい。おばさまに固定具と湿布の張り方の説明をされたあと「家に誰か包帯巻いてくれるひといる？ひとり？」と早口で問われ「え、一人です…」というと、「あらー大変ね」と若干同情されつつ、流れるような動作で包帯を巻かれた。ついでに包帯の巻き方についてのミニレクチャーも。靴も履けないので片足だけでっかいサンダルみたいなもの（自費で購入）を履き、ヨタヨタと会計をして帰宅。うーん、自業自得とはいえ医療費が地味に痛い。

そして半年ぶりに会う友達と飲む約束があったので、（やめときゃいいのに）そんな足のまま電車に乗って飲み屋へ。「大丈夫！？」と爆笑されつつ、「半年ぶりくらいに会うけど、なんかやつれた」「顔がくたびれてる」と主に見た目の劣化について忌憚のない意見を頂戴し、また酔っぱらって帰路につく。

怪我をしたりで出会ったり別れたり、なんだか本当に毎日飽きない。いや、全然うれしくない飽きなさなんだけれども。しばらく安静にします。。