個人事業をじっくり育てるための戦略
僕は「複業」という働き方を実践しています。
パラレルキャリアとも呼ばれたりしていますが、会社員から独立してから「複業家!」と名乗ってきた思い入れみたいなものもあり、「複業」という表現で働き方を伝えることが多いのかもしれません。
でも、人と話す時は「パラレルキャリア」という表現を使う時が多いです。
とも:「フリーランスとして複業してます!」
相手:「副業してるんですね!最近、増えてきてますもんね!」
こんな会話がたまにある。副業も複業も読み方は同じですからね・・・。
複業やパラレルキャリアという表現で僕が伝えたいことは、
「複数の本業があるんです!」
ということです。
「本業が一つあって、サブ的な位置に副業があります。」
ではないんです。
サブもメインもない。全てがメイン。
「・・・どっちでも良くない?」
そんな声が飛んできそうです(笑)
さて、本題です。
「個人事業」で大切にしている在り方。
先ほど、さんざん「複業」について話してきましたが、
僕の現在の働き方は、
という複業の組み方をしています。
この組み合わせでの一番の恩恵は、
「個人事業」を〝クライアントへの貢献100%の事業〟に出来ていること
だと思っています。
僕の個人事業は「売上目標」とか「KPI」とか、そういった定量的な目標数値はほとんど掲げずに進めています。
「今月は絶対にクライアントを○○名獲得する!!」
とか
「今月は月間○○万円やりきる!」
という意識が強まると、自分への意識が強くなってセールス感が強くなってしまうと僕自身感じています。
コーチングは特に「クライアントの力で自身の中にある答えを掴み取る」ことに価値があるので、クライアント自身で意思を決めてほしいという想いがあります。
一方で、仕事をする限りは目標達成をしていかないとキャッシュがショートして、事業も家庭の経済も維持が難しくなってきてしまうという側面もあるかと思います。
これは企業勤めであっても個人(フリーランスとか)であっても同じかな、と。
だからこそ、事業を通じて〝生きていくためのキャッシュ〟を確保する必要があるわけです。
「価値貢献と収益」のバランスってほんとに難しい課題。約11年間仕事をしてきてひしひしと感じています。
このバランス感覚の難しさに対して、僕の中で絶妙な選択肢となったのが「複業」という働き方でした。
「複業という働き方」にしたことで、個人事業をクライアントへの貢献に全振りすることが可能になりました。
ありがたいことに、個人事業をスタートした頃に、複数の企業から業務委託として仕事を頂ける状態にありました。
業務委託の収入があったからこそ、個人事業でごりっと売上を獲得しなくても大丈夫な状態を築くことができました。
特に僕の場合、コーチングを個人事業としてスタートしましたが、ずっとコーチングをやってきたキャリアではなかったので、初期フェーズは事業として走らせながら、同時に「スキルを磨くこと」や「SNSでの発信」にもガッツリ時間をかけたかった、という想いがありました。
※個人事業の初期フェーズの壁については、以下の記事で詳しく書いています!
これが仮に個人事業オンリーで生計を立てなければならない状態だとしたら常に収入を得ていく必要があるので、どっぷり時間をかけて個人事業を育てていくことがどうしても難しくなってしまいます。
「この考え方、どこかで見たことあるな・・・」
と感じた方、さすがです!!
そうです、この考え方は「キングコング西野さん」から学びをいただいております。
詳しくは「ゴミ人間」という書籍で書かれていますが、西野さんがお笑い芸人から絵本作家としてシフトチェンジする際に、お笑い芸人としての収入源があったからこそ絵本に極端に時間を投下できた、と語られています。
絵本は全くの素人の状態からスタートしているので、さすがとしか言いようがありません・・・。
これが「専業家」と「複業家」の違いだということも書かれています。(「複業」という表現を使われていることが嬉しかったのを覚えています)
ぼんやりと同じような構想で個人事業の初期フェーズを乗り越えようと思っていた当初の僕にとっては、思い切り背中を押してくれる一冊となりました。(そこからのプペルの映画は心に突き刺さりすぎてやばかったです。)
まとめ
「個人事業をじっくり育てるための戦略」というタイトルで書いてきましたが、そのために適した働き方は「複業」だという話をさせていただきました。
「複業の働き方」は人それぞれかなと思っています。
正社員からフリーランスに独立して複業するのも一つ。
正社員を続けながら副業として個人事業を育てるのも一つ。
(本業と副業の複数の仕事をしている状態なので「複業」と捉えてます!)
正社員から業務委託にシフトして、複業をするのも一つ。
「働き方の多様化」とは、こういった選択ができる時代になったともいえるのかなと個人的には感じています。
昔までは、個人事業をやるなら覚悟決めて会社を辞めて独立するしかない!みたいな風潮があったかもしれませんが、今はそんなこともなくなってきている気がしています。
ただ、複業とか副業という働き方は、まだまだ身近にロールモデルとなる存在が少ないと感じる方も多いでしょう。
だからこそ、複業をして感じたことや気づいたことは、これからもnoteを通じて発信していこうかなって思っています。
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