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聞こえない選手の挑戦の場を!

今、障がいの有無に関係なく、同じスポーツを通じて、プレイできる機会が少しずつ増えていて、以前と比べれば、障がいへの理解も少しずつ広がっているように思います。

一方で、聴覚障がいのあるこどもたち、学生が新しくスポーツを始めたい時や、
もっとレベルの高いチームで挑戦したいと思った時に、なかなかその機会にめぐまれなかったり、環境は必ずしも整っているとはいえない現状もあります。

「聞こえない人は、ちょっと一緒にやると危ないので・・・」と断られた
という話も時々聞きます。

障害理解のある指導者の存在

挑戦の場が広がっていくためには、
まずは、障害への理解のある指導者の存在が大切だと感じています。

1 デフサッカー 遠征での交流

デフサッカー・フットサル女子代表チームに帯同していると、
全国様々な地域で聴者のチームと対戦・交流をする機会があります。

相手チームの選手たちは、聴覚障がいのある選手と初めて関わりました。
初めて手話を覚えました。といった選手たちも多いようです。
こういった交流で、障害への理解や、手話への興味を持ってもらうことはとても大切だと思います。

また、試合で実際プレイをみてもらえれば、決してやれないことはないということに気づいてくれる指導者の方々も多くいらっしゃいます。見て、知ってもらうことは大切ですよね。


2 バルドラール浦安デフィオの挑戦

千葉県の社会人フットサルチームに、バルドラール浦安デフィオというチームがあります。

もともとは健聴者と聴覚障害のある選手たちの混合チームとして発足しました。
今は聴覚障害の選手だけでなく、精神障害や知的障害などの選手たちも受け入れ、
インクルーシブなチームとして活動しています。

障害を超えて、様々なことに「挑戦」していこうというコンセプトで活動しています。

こういった挑戦が日本中へ、そしてジュニア世代でも広がっていくと素晴らしいなとも思います。


3 ろう学校野球部での練習試合

私がろう学校で野球を教えていた時、全国大会にも出場している学校と練習試合をさせていただく機会が何度かありました。力の差はもちろんあって、結果も大差で負けるのですが、

試合後監督さんから
「聞こえないという障害がありながらも、必死に頑張ってプレイする姿から、うちの子たちもすごく学ばせてもらっている」

と声をかけてもらえていました。


このような機会は、
「聴覚障害への理解ある指導者の存在」があって実現します。

知らない怖さ

人は「知らない」ことは「怖い」と感じることがあります。
「何か起こってからでは責任が持てない」という気持ちも理解できます。

だからこそ、聞こえない選手の活躍や理解を広め、「知ってもらう」ということが大切だろうしデフスポーツに関わる私たちが広めていかなければとも思います。

デフの選手たちがやってみたいと思えるスポーツに、どんどん挑戦できる社会になっていったらいいなと改めて思います。


是非、みなさんも一緒に聞こえないアスリートの挑戦の場を一緒に広めていきましょう!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーyoutube始めました(^^)
https://www.youtube.com/channel/UC0ZSZ3rpVbHHMVSU4JgyaEw?view_as=subscriber
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