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【UIターンのヒント2】新たな地域で自分のスキルを発揮していくためには。

モトムットの採用コンサルタントと地方転職を考える「UIターンのヒント」
第2回は、都会から地方へと移る際に意識したい地域差や適応力がテーマです。
都会の企業で働いた後に地方企業へ転職し、その文化や商習慣の違いに戸惑う人も多いのではないでしょうか。
ルールや意思決定のプロセスは会社ごとに異なるので、一概に「都会と地方」という二項で分類できるものではありませんが、地域でよく聞かれる傾向を知っておけば、スムーズに適応していく手助けになるかもしれません。

筆者も、大手人材会社で東京と地方勤務それぞれを経験

著作者:Freepik


都会と地方で異なることもあれば同じこともあります。
都会では人が多い分、こなす業務数や運用する額、動かす人数が大きくなりやすいです。
テキパキと対処すること、目的に沿った合理的な活動が求められます。
都会はビジネスライクな関係でも経済の循環が成立しています。
営業活動をはじめとしたコミュニケーションも、目的に応じた割り切ったやりとりが多いですね。

一方、地方には「⚪︎⚪︎さんが困っているから何とかしましょう」、「●●さんは良い人だから一度会ってみなよ」、「近くに寄ったので、のぞきに来ました」というような「おせっかい」が残っています。
それをどのようにとらえるかは人によるかと思います。

都会で身につけたスキルや経験で、地方において活かせないものはありません。
唯一と言ってよいハードルは、自分のスキルや経験を活かすための前提として、考え方や捉え方に柔軟性と応用力が求められるということです。

所属する組織や仕事内容による差はありますが、地方では新しいツールや制度の導入が進んでいない場合も多く、都会と同じ環境・同じ仕事・同じ待遇が保証されているわけではありません。
「これだけをしっかりこなしていれば、それなりのお給料をもらえて・・・」という業務サイクルではないことも多いです。様々な業務を一人で掛け持ちしなければいけないケースも多々あります。(ここについては次回、もう少し掘り下げます)
その意味での難しさや適応へのハードルはあるといえるでしょう。

自分自身が変わっていくことを楽しもう


著作者:pch.vector/出典:Freepik



スキルや経験を活かすために必要なことは、「これまでの考え方やあり方を変えていく」ことです。
地域や顧客のニーズに応じて、これまでの当たり前の考え方を変えていきましょう。
立ち振る舞いにおいても、新しい「あり方」を探り、地域に合ったスタンスを身につけていきましょう。
「環境や仕事の変化、日常の変化を楽しむこと」で新しい自分が誕生したように感じられます。
人はいくつになっても変化し成長できる生き物であり、何かを始めるに遅いということはありません。
自分の中にもある「変化適応能力」を信じることが大切です。

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▶️次回は、転職後における組織やメンバーとの関わり方について考えます


■筆者プロフィール

はちさん
早稲田大学卒業後、紆余曲折を経て大手人材会社に入社。約20年のキャリアを通じて、九州地区をはじめ都内の企業・自治体の採用支援に携わる。担当業種は多岐に渡り、社長1名の会社から従業員数4万人を超えるグローバルな大手上場企業まで幅広い規模の企業を担当。採用責任者時代は、年間1,000名を超える採用活動でのスキーム設計・フロント業務・事務作業・面談面接・研修といった採用活動の全工程を一気通貫して経験。行ったり来たり考えた結果、採用活動支援と人材育成を行う会社を設立。

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